紫外線対策だけで大丈夫?体の内部に潜む3つのシミの原因とは

紫外線対策だけで大丈夫?体の内部に潜む3つのシミの原因とは

歳とともに代謝が落ちて、シミが治りにくくなります。

紫外線が強くなる春から夏は、対策を徹底してシミは絶対に作らないようにしたいもの。

しかし、紫外線対策をしっかりやっていても、シミができてしまったり、同じくらい紫外線を浴びても、シミになる人とならない人がいます。

一体なぜ、このようなことが起こるのでしょうか。

実は、シミができやすい人には、体の内部に意外な原因があったのです。

今回は、紫外線対策をしてもできるシミ、いつまでも取れない頑固なシミを作る、驚きの原因に迫ります。

まずは、紫外線でシミができる仕組みを深く掘り下げ、それを基に体の内部に潜む、本当のシミの原因を解明します。

去年のシミがいまだに取れない、年々肌の色が黒くなる、とお悩みの方、必見です。

紫外線がシミを作る仕組み

ご存知の通り、シミとは皮膚内に沈着したメラニン色素のこと。

そしてメラニンを作る原因といえば、紫外線です。

では、紫外線でなぜシミができるのか、そのメカニズムをあらためて見てみましょう。

1. 活性酸素

紫外線とシミの関係で、大きな要因となるのが「活性酸素」です。

紫外線は体にとって有害な働きがあるため、紫外線を浴びると、体を守るために活性酸素が発生します。

活性酸素は悪者のイメージが強いのですが、本来は、その酸化力で有害物質を排除するためのもの。

しかし、紫外線を浴び続けると発生する活性酸素が大量になり、今度は自らの細胞を酸化するように働き出します。

そこで、肌はメラノサイトからメラニンを作り出し、身代わりにメラニンを酸化させることで、肌細胞の被害を食い止めようとするのです。

もしメラニンがなかったら、肌は酸化ダメージでもっと深刻な事態になっているはずです。

こうして酸化によって黒褐色となったメラニンが生まれるのですが、通常はターンオーバーによって排出され、肌はもとの色に戻ります。

しかし加齢や血行不良などで新陳代謝が低下すると、排出しきれないメラニンが沈着してしまうのです。

2. 過酸化脂質

もう一つのシミ発生の原因物質が、体内の脂質が酸化されてできる「過酸化脂質」です。

ポーラ化成工業が行った研究では、活性酸素がメラノサイト内に過酸化脂質を蓄積させ、それによって通常より色の濃いメラニンが発生することが確認されています。

このメラニンの正体は、メラニンが過酸化脂質と合体したもの、つまり過酸化脂質によって変質した「過脂化メラニン」です。

過脂化メラニンの厄介な点は、「頑固なシミ」になってしまうこと。

過脂化メラニンは不溶性で、一度できると排泄が難しい物質だからです。

また、過脂化メラニンが定着することでターンオーバーが邪魔され、ますますシミが居座ることになってしまいます。

3. 炎症

さらに過酸化脂質は、「炎症」を引き起こすことも大きな問題です。

炎症は、有害なものや不要なものを排除する、体の防衛反応(免疫反応)なのですが、メラノサイトを刺激してメラニンをたくさん作り出すことにもなるのです。

そして炎症がさらに活性酸素を発生させ、過酸化脂質を増やす、というように、活性酸素と炎症は増幅し合う関係にあります。

また、シミができた部分では微弱な炎症が常に起こっており、メラニンが過剰に作られ続けるという研究報告もあります。

居座り続けるシミのかげには、こういった炎症が潜んでいるのかもしれません。

以上のように、紫外線とシミの関係の根本には、活性酸素の存在があります。

活性酸素は、紫外線以外にもストレス、喫煙、飲酒、食品添加物、睡眠不足、激しい運動など、日常生活のあらゆる場面で作られます。

シミを作らないためには、紫外線対策だけでなく、活性酸素を作らない生活を心がける必要があるのです。

さらにシミの原因は、活性酸素以外にもあることを忘れてはいけません。

シミを作る3つの意外な原因

シミを作る3つの意外な原因

紫外線対策は、いわば外側からのシミ予防。

しかし、シミを作る原因は、実は体の内部にも生まれています。

その原因とは、いつも食べている、あの食べ物。

毎日の食事が、気づかないうちにシミを作っていることがあるのです。

1. 砂糖

一つ目は、ダイエットの大敵でもある「白砂糖」。

白砂糖を過剰に摂り続けると、腸内環境が悪化します。

腸の悪玉菌は砂糖が大好物で、砂糖をエサにどんどん増殖し、有害物質を発生させるからです。

有害物質は腸壁を傷つけ、そこに炎症が発生します。

腸は免疫の中枢であるため、腸の炎症傾向は全身に広がり、肌でも炎症が起こりやすくなります。

そして炎症→活性酸素→メラニン生成と進行し、シミが作られてしまうのです。

白砂糖はお菓子や清涼飲料水だけでなく、市販の加工食品のほとんどに含まれています。

シミを作らないためには、これらの食品を控え、コーヒーや料理に入れる甘味もオリゴ糖やハチミツに替えるなど、工夫が必要です。

白砂糖の摂取を減らすことは、ダイエットだけでなく、美肌のためにも大切なことなのです。

2. 植物性油脂

砂糖と並んで、シミの原因を作っているのが「油」です。

油には動物性と植物性がありますが、家庭で使うサラダ油や、外食や加工食品の多くに使われている油は「植物性油脂」で、不飽和脂肪酸の油です。

脂肪酸は炭素と水素でできていますが、不飽和脂肪酸は炭素が余った不安定な構造をしており、酸素と結合しやすい、つまり酸化しやすくなります。

そのため、植物性油脂は過酸化脂質を作りやすく、過脂化メラニンの発生に繋がってしまうのです。

このように、砂糖や植物性油脂を普段からたくさん摂っていると、特に紫外線を浴びなくてもメラニン生成が起こってしまい、シミができやすくなるというわけです。

3. ソラレンを含む果物や野菜

朝食にスムージーという女性は多いようですが、美容のための野菜や果物が、シミを作っていることがあります。

たとえば、レモンやオレンジ、グレープフルーツなどの「柑橘類」。

柑橘類は、ビタミンCが豊富なことから肌に良い反面、「ソラレン」という要注意物質が含まれているのです。

ソラレンとは光毒性物質の一つで、紫外線を取り込んだり、メラニン生成を活性化させる性質があります。

ソラレンは、摂取後2時間すると働き出すので、朝ソラレンを含む食べ物をたくさん摂るのは、どうぞシミを作ってくださいというようなもの。

ソラレンがあると、体は通常以上に紫外線に敏感になり、メラニンが大量に作られてしまうのです。

ソラレンを含むものは、ほかに果物ではキウイやアセロラ、いちじく、野菜ではキュウリ、ニンジン、セロリ、春菊などがあります。

これらの果物や野菜を食べるのは、朝は避け、夕方以降にするよう注意が必要です。

内側からのシミ対策

体の内部にあった意外なシミの原因、それは毎日の食べ物でした。

内側からのシミ予防には、この食べ物を次のように改善することが必要です。

過酸化脂質を作らない油

かつての健康常識が次々覆される昨今、油も例外ではありません。

動物性の油は体に悪い、植物性の油は血液をサラサラにして健康に良い、というのがこれまでの常識。

しかし過酸化脂質の観点からは、むしろ逆になります。

不飽和脂肪酸の植物性油脂に対し、バターやラードなどの動物性油脂は飽和脂肪酸です。

つまり、安定した「動物性油脂」は酸素と結びつきにくく、過酸化脂質になりにくいのです。

濃いシミ、しつこいシミのもとになる過脂化メラニンを作らないためには、サラダ油やマーガリンよりバターの方がいいことになりますが、もちろん摂り過ぎは禁物です。

また、植物性油脂も全てが悪いというわけではありません。

たとえば、「ココナッツオイル」は60~70%が飽和脂肪酸ですし、「オリーブオイル」や「ゴマ油」も、良質のものは不飽和度が低く、比較的酸化しにくいといわれています。

シミを作らないためには、植物性油脂を使った外食や加工食品はなるべく少なくし、こういった油を使った手料理を食べるようにしたいものです。

抗酸化成分を含む食べ物

抗酸化成分を含む食べ物

そして忘れていけないのが、シミの最大原因、活性酸素への対策。

シミを作らないためには、抗酸化作用のある食べ物で、活性酸素を抑えることが重要になります。

抗酸化成分は、次のような身近な食べ物から、様々な種類を摂ることができます。

  • ビタミンC…いちご、柑橘類、ピーマン
  • β-カロテン…ニンジン、ホウレン草などの緑黄色野菜
  • リコピン…トマト、すいか
  • イソフラボン…豆腐、納豆、豆乳などの大豆製品
  • カテキン…緑茶
  • カカオポリフェノール…カカオ、ビターチョコレート
  • アントシアニン…ブルーベリー、ナス、シソ
  • ビタミンE…アボカド、ナッツ類
  • ルチン…そば

特にシミ対策に効果が期待されるのが、「リコピン」。

リコピンには、美白成分アルブチン並みのシミ生成の抑制作用と、さらにコラーゲンを増やす働きがあることも、解明されているのです。

リコピンの紫外線対策の有効量は1日当たり15mgで、生トマトならLサイズ2個で摂れる量です。

また、トマトジュースなら1本180mlで18mgのリコピンが摂れます。

そして、リコピン効果を高めるには摂り方も大切です。

まず、摂る時間帯は、「朝食時」がベスト。

カゴメの研究によると、朝摂ると、リコピンの吸収が最も高まることが分かったそうです。

調理法は、トマトソースやケチャップを使った「油料理」がおすすめ。

リコピンは油に溶けやすく、加熱によって吸収率が高まるからです。

トマトとオリーブオイルを使ったイタリア料理は、最も理に適ったリコピン摂取法といえるのです。

また、忙しい朝の朝食には、トマトジュースにオリーブオイルを加えて加熱した「ホットトマトジュース」もおすすめです。

因みに、いちごもシミ予防効果が高い果物。

いちごにはビタミンCのほかに、チロシナーゼを阻害する「エラグ酸」も多く含まれているのです。

まとめ

シミの原因は、紫外線だけでなく、思いがけないところにあるものです。

実は筆者も、ソラレンで痛い思いをした経験の持ち主。

ある時期、セロリの香りと食感にはまってしまい、朝食代わりに毎朝セロリを2、3本食べていたことがあるのです。

そして、その夏は日焼け止めや日傘のかいもなく、顔も首も手も、みごとに真っ黒に。

あとでソラレンの存在を知り、慌ててセロリを断ち、美白に励んで何とかことなきを得たのですが…、ソラレン恐るべし!

例年になく酷いシミができた、いつまでもシミが消えない…、そんな方は、歳のせいにするのでなく、ぜひ食事や生活習慣を見直してみましょう。

当たり前のように摂り続けてきた油や砂糖は、いきなりやめたり替えたりするのは大変ですが、まずは減らすことが第一歩。

さっそく今日から少しずつ、体の内部から、本当の美白、本当のシミ予防・改善を目指しましょう。

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