飲むと食べるでは大違い!恐るべしローズヒップの美白力

この夏は絶対シミを作らない!
白肌を目指す女性は、美白ケアにも抜かりはないはず。
そんな女性に、内側からの美白にピッタリの夏の飲み物が「ローズヒップティー」です。
ビタミンCの爆弾ともいわれるローズヒップ。
ビタミンCはシミ予防だけでなく、できてしまったシミも薄くしてくれる、美白の救世主です。
しかしせっかくのローズヒップティーも、実はもったいない摂り方をしている人がほとんど。
ローズヒップティーって何?という方も、飲んだけど美白効果がなかったという方も、必見!
この夏、白い肌を守りきる、ローズヒップティーの正しい摂り方をご紹介します。
ローズヒップとは

ローズヒップ(rose hip)とは、南米チリ・アンデス原産の、ドッグローズという野バラの実のことです。
白やピンクの花を咲かせ、花が散った後に赤い実ができます。
因みに「ヒップ(hip)」はお尻のことではなく、「野バラの実」の意味。
チリでは「若返りの妙薬」として、またヨーロッパでも熟した実を乾燥したものが、古くからお茶として親しまれています。
ローズヒップティーは日本でも十数年前に一躍ブームになり、今でも女性の間に静かな人気が続いています。
それはローズヒップは豊富な栄養の相乗効果で、次のような美容健康、アンチエイジングに万能の働きがあるからです。
▼ローズヒップの効果
・活性酸素の除去
・血行促進
・ホルモンバランスの安定
・精神安定
・免疫力アップ
・ダイエット
特に毛穴やシミ、くすみといった美肌効果の実感が高いのは、何といってもローズヒップのビタミンCパワーのおかげでしょう。
ローズヒップは美肌成分の宝庫
ローズヒップのビタミンC含有量は、なんと「レモンの20倍」。
植物の中では、ダントツトップの含有量を誇っています。
ほかにも、ビタミンA、B、D、E、K、P、βカロテン、リコピン、カルシウム、鉄分、食物繊維、αリノレン酸など、女性が必要とする美肌とアンチエイジング成分が勢揃いで、しかも含有量もたっぷり。
・ビタミンAはホウレン草の2倍
・βカロテンはトマトの20倍
・リコピンはトマトの8倍
・カルシウムは牛乳の9倍
・鉄分はホウレン草の2倍
ビタミンCの弱点といえば、熱に弱いこと、酸化されやすいこと。
しかしローズヒップのビタミンCは、一緒に含まれているビタミンPや酵素に守られているため、熱いお茶にしても効果が失われることがありません。
「熱や酸化に強い」。
これがローズヒップのビタミンCの大きな強みであり、美肌効果が高い所以なのですね。
ローズヒップティーは効果がない?
しかし、ブーム時の爆発的な売れ行きの一方で、実は「味が薄くて美味しくなかった」「効果を感じられなかった」といった声も少なくありません。
それは飲み方に問題がありました。
ローズヒップのお茶は一般のお茶のように葉っぱではなく、実を乾燥したもので、市場に出回っているものは、
・実が丸ごとのホールタイプ
・粗く砕かれたシェルカットタイプ
・細かく砕かれたファインカットタイプ
・さらに細かいパウダータイプ
などがあります。
中でもホールタイプやシェルカットタイプのものは、実の内容が溶け出しにくく、味も栄養も薄いうわずみのようなお湯を飲む結果になってしまうのです。
肝心の栄養のなんと80%、特に水に溶けないビタミンEに至っては100%が、飲み終わったカップの底の実に残ったままだそうです。
これを捨てていては、効果の実感がないのも当然なのですね。
実を食べる
つまり、ローズヒップを効かせるには、ローズヒップを丸ごと摂取することが必要なのです。
ローズヒップティーの淹れ方は、
1.ティースプーン2、3杯のローズヒップティーをカップに入れ、
2.熱湯を注いで(できれば蓋をして)1~3分ほど蒸らします。
優しいオレンジっぽい赤色の、香りも味もほんのり甘酸っぱいローズヒップティーが出来上がります。
美味しく飲んだ後は、底に残った出がらし(?)の実もしっかり食べて、ローズヒップのアンチエイジングパワーを100%頂きましょう。
ハチミツを加えて、ジャムとしてパンに塗ったり、ヨーグルトのトッピングとしてもいいですね。
因みに、ブームの頃のローズヒップティーは、ハイビスカスとのブレンドが一般的でした。
ローズヒップティーのイメージが「赤くて酸っぱい」というのは、実はハイビスカスの色と味だったのです。
食べるお茶で劇的美肌に(まとめ)

ローズヒップティーは、いわば「天然の」総合サプリメント。
天然ゆえのその実効性は、人工のサプリの比ではありません。
実際に、ローズヒップティーで肌が劇的にキレイになった、ビタミン剤ではここまでの効果はなかったという声は多いのです。
しかし実はちょっと食べにくい、という方には「早摘みローズヒップティー」がオススメ。
通常より栄養素の含有量が多く、特にビタミンCは30%も豊富です。
味や風味もまろやかで、実も柔らかいので食べやすく、お茶と一緒にそのまま喉を通っていくほどです。
夏はアイスティーにしてもよし、ローズヒップティーの天然ビタミンCをたっぷり摂って、老けない白肌を守りましょう。