人に言えない尿漏れの悩み…この改善法でもう大丈夫!

人に言えない尿漏れの悩み…この改善法でもう大丈夫!

更年期を迎える年代になると、体の変化に伴う悩みが増えてきますが、その一つに「尿漏れ」があります。

くしゃみをしたら漏らしてしまった…。
急にトイレに行きたくなり、駆け込んだけど間に合わなかった…。
そんな経験が重なり、人知れず悩んでいる女性は少なくありません。

信州大学が行った調査では、尿漏れがみられる人は40代で48%、50代で46%、60代で37%と、40代、50代では実に半数の人が尿漏れを経験していることになります。

さらに注目すべきは、20代で20%、30代で31%と、若い世代でも決して少ない数字ではないことす。

とはいえ、症状が症状だけに病院を訪ねることも躊躇しがち。
今回は、そんな辛い尿漏れの改善法をご紹介しましょう。

尿漏れとは

尿漏れは「腹圧性」と「切迫性」とに大別されますが、両者が混合して起こるケースもあります。

・腹圧性尿漏れ
尿意がないにも拘わらず、運動時や咳、くしゃみをした時、大声で笑った時など、お腹に圧がかかった時に膀胱が圧迫されて漏れてしまうもの。

30から50代に多く、男女合わせると50%以上、特に女性の尿漏れでは60~70%がこのタイプです。

・切迫性尿漏れ
寒さや冷たい水に触れた時などに急に尿意を催し、トイレに行くまでに漏れてしまうもの。
最近は、「過活動膀胱」といった方が馴染みやすいかもしれませんね。

寒さ、冷たさといった刺激で条件反射的に膀胱が収縮し、突然我慢できないほどの尿意に襲われるのが特徴です。
尿漏れ全体の20%を占め、特に多くなるのが70代以降です。

尿漏れの原因

尿漏れの原因

・腹圧性尿漏れ
主な原因は、骨盤底筋の緩みにあるとされています。

骨盤内には膀胱や尿道、子宮などが収まっていますが、これらをハンモックのように支え、同時に尿道を締める働きをしているのが骨盤底筋です。

骨盤底筋が緩んで支えがなくなると、上にある腸などの内臓も下がり、その重さで膀胱が圧迫される上に、尿道を締める力も弱まるため、尿が漏れてしまうのです。

・切迫性尿漏れ
少量の尿でも、膀胱が勝手に収縮することで起こります。

その原因としては、脳血管や脊髄の障害で脳と膀胱間の神経伝達に不具合が生じる場合のほかは、原因が特定できないことが多いのです。

また女性ホルモンの不足でも、膀胱が過敏になり、異常に収縮するため尿漏れが起こりやすくなります。

改善法:薬による治療

膀胱に尿が溜まると、その情報は脳に伝わります。
尿が満杯であれば脳からは「排尿」指令が、少量であれば「まだ我慢」の指令が膀胱に送られます。

しかし「まだ我慢」という脳の指令とは関係なく、膀胱が収縮して排尿しようとするのが切迫性尿漏れです。

排尿のメカニズムの中で、膀胱を収縮させる働きをするのがアセチルコリンという物質ですが、切迫性尿漏れでは、このコリンの働きが過剰になっている状態です。

そこで使用されるのが、「抗コリン薬」です。
抗コリン薬はコリンの作用を抑制して膀胱の緊張を緩め、勝手な収縮を抑えてくれるのです。

尿漏れ治療薬として最も一般的で、かつ絶大な効果がありますが、副作用としては、口が渇く、便秘、物が眩しく見えるなどが挙げられています。

改善法:トレーニング

1. 骨盤底筋体操
腹圧性尿漏れに効果的なトレーニングで、肛門と膣を締めたり緩めたりすることで骨盤底筋を鍛えます。

・仰向けに寝て、脚を肩幅に開いて軽く膝を立てます。
・肛門と膣を閉めながら5秒、そして力を抜いて休む、これを5~10回繰り返します。

この体操は立っても座っていてもできますので、毎日何回でも行うといいですね。

2. 膀胱トレーニング
尿意を感じたらできるだけトイレに行くのを我慢し、膀胱の収縮を自分の意志でコントロールできるようにするトレーニングで、薬の治療と並行して行うと効果的です。

尿意のピークは、我慢しているうちに次第におさまっていきます。
というのも、膀胱は非常に伸縮性のある筋肉でできており、尿意を感じても本来1時間は我慢できるからです。

最初は5分を目安に少しずつ時間を延ばしていき、尿をたくさん溜められる膀胱を育てましょう。

尿漏れを改善して快適に(まとめ)

尿漏れを改善して快適に(まとめ)

尿漏れはほかに、「肥満」や「慢性的な便秘」によって膀胱が圧迫されて起こることがあります。
食事や生活習慣への心掛けも大事ですね。

腹圧性尿漏れなら、骨盤底筋トレーニングを3週間も続ければ効果が実感でき、3ヶ月ほどで3人に2人は改善するそうです。
また医療界でも、尿漏れはいまや「治る病気」となっています。

寒くなるとよけいに気になる尿漏れ。
でも、それはあなただけではないのです。

40代、50代では2人に1人が、20代の若い人でも5人に1人が経験している昨今は、尿漏れは既に「恥ずかしくて人に言えない」悩み事ではなくなりつつあります。

諦めず、一歩踏み出す勇気で、本来の快適な生活を取り戻しましょう。

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