首コリで自律神経失調症に!?改善の鍵は脳幹の活性化

首コリで自律神経失調症に!?改善の鍵は脳幹の活性化

更年期世代の多くの女性が悩まされる、自律神経の不調。

しかし自律神経失調症は、年齢性別問わず、現代人に増え続けている深刻な症状でもあります。

そしてもう一つ、近年急増しているといわれるのが「首コリ」。

実は、この首コリと自律神経失調症には大きな関係があります。

首コリは、脳の「脳幹」という重要な部分を阻害し、自律神経の乱れの原因になります。

つまり、自律神経失調症の改善には、脳幹の阻害を解消することが非常に重要だというわけです。

今回は脳幹に焦点を当て、「首コリ-脳幹-自律神経」の関係の中で、どのようにして自律神経失調症が起こるのかを解明していきたいと思います。

併せて、脳幹を活性化し、自律神経の健康を取り戻す方法をご紹介します。

首コリと自律神経の関係

現代人の首コリは、「姿勢の悪さ」が大きな要因です。

仕事、プライベートに、長時間使用するパソコン、スマホ。

そんな時の私たちは、頭を前に突き出し、首が曲がった姿勢になっています。

そのため、5kgという重量の頭を支える首に過剰な負担がかかり、筋肉が硬くなってコリが生じるようになります。

特に首の筋肉は、細くて伸縮性にも乏しいため、よけいにコリが強くなりがちなのです。

また「冷え」も首コリの大きな要因。

冬の寒さだけでなく、夏場の冷房も、血行を悪くして首のコリに繋がってしまいます。

では一体なぜ、首のコリから自律神経失調症になるのでしょうか。

そこには、「脳幹」という脳の存在が大きく関係しているのです。

首の歪みが脳幹を阻害する

人体の支柱となる背骨(脊椎)は、椎骨という骨がいくつも積み重なって成り立っており、上から次のような構成になっています。

  • 頚椎(首)…7個の椎骨
  • 胸椎(胸)…12個
  • 腰椎(腰)…5個
  • 仙椎(仙骨)…5個
  • 尾椎(尾骨)…3~5個

背骨の内部には脊髄があり、脳からの指令はこの脊髄を通って全身に伝達されます。

そして脊髄の最上部と繋がっているのが、「脳幹」です。

脳幹には多くの重要な働きがありますが、その一つが自律神経の調整なのです。

脳幹は、脳の最下層に位置する、縦に細長い小さな器官。

そのほとんどは頭蓋骨内に納まっていますが、脳幹の下の部分だけが、首の一番上部の「第一頚椎」と「第二頚椎」の中に延びています。

そのため首が曲がった姿勢が続くと、脳幹は二つの頚椎に常に圧迫され、その結果、自律神経の伝達が妨げられてしまうのです。

脳幹が圧迫されると、起こるのは自律神経の不調だけではありません。

脳幹には、次のような多様な重要な働きがあるからです。

脳幹の働き

人間の脳は、「大脳」、「小脳」、「脳幹」の3つに大別されます。

大脳は思考や記憶を、小脳は運動を司るのに対し、脳幹が司るのは「生きるための根源的機能」になります。

というのも脳幹は、

  • 免疫系
  • 内分泌(ホルモン)系
  • 自律神経系
  • 脊髄筋肉系

という、生きる上で最も基本となる、4つの働きを全て担っているからです。

・脳幹は生命維持の中枢

脳幹は「間脳(視床、視床下部)」「中脳」「橋」「延髄」という4つの部分から成り立ち、呼吸や体温、血液循環、睡眠、摂食、排泄、性機能、視覚や聴覚、歩行運動、筋肉運動などの調整を行っています。

つまり脳幹は、食欲、性欲、睡眠欲など、生き物の本能を司る脳であり、爬虫類にもある最も原始的な脳なのです。

このため、脳死の判定は脳幹の活動が停止した時とされています。

大脳や小脳は、ある程度損傷しても生命は維持でき、また回復の可能性もありますが、脳幹はその機能が一部でも失われると、生きることができなくなるからです。

・脳幹は脳の司令塔

さらに、脳幹は頭の中央奥深くにあり、上には大脳、後ろには小脳、そして下には脊髄と、全ての脳と繋がる重要な位置にあります。

つまり大脳→脳幹、小脳→脳幹、脳幹→脊髄というように、脳幹は自律神経だけでなく、全ての神経伝達の中継点の役割を担っているのです。

ですから脳幹に何かあると、脳の全ての働きが影響を受けます。

大脳、小脳の命令がうまく伝わらなくなり、思考や記憶、運動機能に支障を来たすことになります。

まさに脳の司令塔、生命維持の中枢といえるのが、実は脳幹なのです。

脳幹を活性化するには

脳幹の阻害を取り除き、機能を高めてやると、次のような様々な症状の改善が期待できます。

  • 不眠、疲労感、めまい、動悸、イライラといった自律神経失調症
  • 気分の落ち込み、食欲低下、不安感などのうつ症状
  • 高血圧、心臓病などの循環器系疾患
  • 生活習慣病やアレルギーなどの慢性疾患

さらに自律神経やホルモンのバランスが整うことで、白血球の働きが活発化し免疫力(自然治癒力)も高まります。

脳幹の活性化は、病気を寄せつけない、老化しにくい体作りそのものなのです。

自分でできる脳幹を活性化する方法

自分でできる脳幹を活性化する方法

脳幹の機能低下を防ぎ、活性化するには、まず頚椎の歪みを正すことが必要です。

しかし脳幹は命に関わる急所であり、頚椎は神経が集中する非常にデリケートな部位。

整体師やカイロプラクターでも、首の骨へのアプローチには、アジャストメントという矯正技術に熟練していることが必要だといわれています。

首の骨の矯正は、整体やカイロプラクティックの高度な技術を身につけた、プロの手に委ねることが肝心です。

またマッサージも逆効果になる場合もあるため、自己流は避けたほうが安心。

ここでは、自分で安全にできる、頚椎の歪みを改善し、脳幹を活性化する方法をご紹介します。

・正しい姿勢

脳幹を守るには、まず首に負担をかけないことが第一。

デスクワークが多く首コリがある方は、まずは正しい姿勢を維持できるようにしましょう。

・ストレスの軽減

首コリと並んで、脳幹を阻害する大きな要因が「ストレス」。

ストレスは自律神経を激しく興奮させ、それによって脳幹も酷使され疲弊してしまうからです。

1日の終わりに、自分なりのリラックス法で上手に発散させ、ストレスを溜めないことが大切です。

・温めて脳幹を活性化する

脳幹の活性化に、就寝前にぜひやっていただきたいのが、「脳幹ゾーンを温める」方法です。

脳幹ゾーンとは、右耳から左耳にかけての、後頭部の髪の生え際のラインのこと。

使用するのは、50~60℃のお湯を入れたペットボトル(300ml前後)で、ホット飲料用(キャップがオレンジ色)が安全です。

1. ペットボトルを、後頭部の生え際の中央(脳幹の位置)に押し当てる
2. 3秒押し、3秒キープし、ゆっくり離す
3. 右耳の後ろと左耳の後ろも同様に行う

以上を3分ほど繰り返します。

温熱効果で筋肉の緊張が緩むことから、頚椎が正しい位置に戻って、脳幹の圧迫が取り除かれます。

脳幹ゾーンを温めると、さらに自律神経が直接癒される効果も。

首の後ろ側には副交感神経の束が通っており、温熱と適度な圧により、副交感神経が優位の状態になるからです。

そして絶好の脳幹活性タイムが、毎日のお風呂。

後ろ首の脳幹ゾーンまでお湯に浸かり、しっかり温めましょう。

病気を患っている人のほとんどが、首の第一頚椎と第二頚椎が歪んでいるそうです。

よく、首を温めるとあらゆる病気が改善するというのも、決して大げさな話ではないのです。

まとめ

イライラや不眠、うつ、疲れ目、のぼせ、疲労感…。

自律神経失調症は、更年期のせいにして諦めてしまいがちです。

しかし、そんな慢性的な症状は、実は脳幹の悲鳴かもしれません。

毎日何気なくやっている首を曲げた姿勢が、脳幹と自律神経を傷めつけているのです。

脳幹は、まさに脳の根幹、命の根源です。

ぜひ、大切な脳幹を日頃の圧迫から解放し、自律神経失調症はもちろん、病気知らず老化知らずの体作りを目指しましょう。

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