50代女性のチョビ髭は老化現象!?腎虚(じんきょ)ケアで黒ずみを改善!

50代女性のチョビ髭は老化現象!?腎虚(じんきょ)ケアで黒ずみを改善!

産毛は剃っているのに、鼻の下がうっすら黒くてファンデーションでも隠し切れない…。

近年、そんなチョビ髭現象を訴える女性が増えています。

黒ずみは鼻の下だけでなく、口周り全体のこともあり、特に年齢が高くなるにつれて美白しても取れないことが多く実に厄介。

実はこれ、老化現象なんです!?

今日は、中高年にできる口周りの黒ずみの原因を解明し、効果的な改善方法をご紹介したいと思います。

黒ずみのせいで人の視線が気になり、つい消極的になってしまうという50代女性、必見です。

口周りの黒ずみの原因

せっかくのリップカラーのおしゃれを台無しにしてしまう、口元の黒ずみ。

その原因としては、次の3つが考えられます。

色素沈着

真っ先に考えられるのが、色素沈着によるシミ。

紫外線や乾燥、摩擦などの刺激によってできたメラニン色素が、ターンオーバーの停滞で沈着して起こるものです。

口の周りは目の周りと同じで、皮膚が薄くて皮脂腺が少ないために乾燥しやすい部分。

また、よく動くので負担も多くなり、メラニン色素ができやすいのです。

女性は鼻の下の産毛を気にして、抜いたり剃ったりとケアを怠りませんが、これもメラニンを増やす刺激要因になります。

特に更年期には、女性ホルモンの減少によって相対的に男性ホルモンが優位になり、鼻の下の産毛が濃くなることがあるので要注意です。

肝斑

肝斑

同じシミでも、タイプが異なるのが「肝斑」。

肝斑は女性特有の褐色のシミで、主に頬骨辺りを中心に左右対称にできるのが特徴です。

30~40代の女性に多く、妊娠やピルの服用を契機によく発症し、閉経すると自然に消えることから、女性ホルモンのバランスの変化が原因とされています。

肝斑は頬だけでなく、実は鼻の下や口の周りにもよくでき、その場合は黒っぽい色になることが多く、まさにヒゲのように見えてしまうわけです。

肝斑という名前は、色や広がった形状が肝臓に似ていることからつけられたもので、肝臓の病気とは無関係です。

しかし中には、次のような内臓との関連で、口元が黒ずむ場合があります。

内臓の衰え

口周りの黒ずみが、クッキリした茶系のシミと違って、ぼんやり黒っぽいくすみのような場合、肝斑以外にもう一つ、原因として考えられるのが内臓の不調です。

・腎の衰え

東洋医学では、「黒」は「腎」と関係が深い色とされています。

この場合の腎とは、西洋医学でいう腎臓だけではなく、副腎や泌尿器、生殖器など、下半身にある臓器全てを含んだ、生命力の根源的働きを指したものです。

東洋医学では腎の衰えを「腎虚(じんきょ)」といい、目まい、耳鳴り、頻尿、抜け毛、白髪、足腰の弱り、腰痛、腰の冷え、手足のほてり、不眠といった症状となって表れます。

つまり腎虚とは、生命力の低下、老化現象のことなのです。

腎虚になると顔色が黒ずむようになり、特に子宮に関連している顎周辺は黒くなりやすい部位です。

さらに女性に多い「冷え」は、老廃物を含んだ水分を溜め込み、腎の働きを低下させる大きな原因に。

冷え性の更年期世代の女性で、上記の症状がいくつかあり、顎や口周りに黒っぽいくすみがある場合は、腎が弱っている可能性も疑ってみましょう。

・胃腸の弱り

「胃腸」も、口の周辺と関係が深い臓器です。

食べ過ぎや飲み過ぎで胃腸に負担をかけていると、口周りにニキビができたりしますが、黒ずみが出ることも少なくありません。

またストレスは胃腸の働きを非常に阻害するので、公私共にストレスが増える更年期世代は、胃腸が原因の黒ずみもできやすくなります。

口周りの黒ずみの改善方法

上記の原因に心当たりがあれば、次の改善方法を試してみることをおすすめします。

色素沈着の場合

口周りの色素沈着は、美白化粧品や内服薬、サプリメントなど、一般のシミと同じ治療で改善することができます。

メラニン色素を抑制または漂白する美白成分には、ビタミンC、ハイドロキノン、アルブチン、プラセンタのほか、各化粧品メーカーの独自成分など実に様々。

頑固なシミの場合は、医療機関のレーザー治療でメラニン色素を消したり、ケミカルピーリングでターンオーバーを活性化し、メラニン排出を促進する方法もあります。

またシミは乾燥によって起こりやすくなるので、美白には十分な保湿ケアが必須です。

以上の美白ケアや紫外線対策をしっかりやっても、黒ずみが良くならない場合は、次の方法があります。

肝斑の場合

肝斑は、一般の美白成分では治りにくい頑固なシミで、唯一、トラネキサム酸とビタミンCの内服が有効とされています。

トラネキサム酸は、肝斑の原因となる炎症物質を初期段階でブロックする作用があるので、効率的に肝斑を改善できるのです。

トラネキサム酸の内服薬は、医療機関での処方のほかに市販品もあります。

また最近は、肝斑に有効な高性能のレーザー機器も登場しており、今や肝斑は治療が難しいシミではなくなっているのです。

腎虚の場合

中高年の口元の黒ずみには、次のような腎虚のケアが効果を発揮するケースが少なくありません。

1. 生活習慣の見直し

生活習慣の見直し

実は、現代は若い人にも腎虚の症状が見られ、「若腎虚」という、若くして既に老化している人が増えているそうです。

その大きな原因とされるのが、夜型生活、食べ物の変化、歩かないといった現代特有の生活スタイル。

しかしこれは中高年世代も同様で、腎虚の改善は年代問わず、生活習慣の見直しが基本なのです。

・早寝早起きの規則正しい生活
腎臓の主要な働きの一つは、血液を濾過して老廃物を尿として排出することですが、この働きは夜9時から夜中の3時頃、就寝中に行われます。

夜ふかし生活をしていると、腎臓の濾過作業が十分行われず、汚れた血液が体中を巡ることになり、また腎臓もだんだん硬くなってしまいます。

・食生活
よく肉好きの高齢者には元気な人が多いといいますが、生命力の基本である細胞を作る「たんぱく質」は、腎を強くするための重要な栄養素です。

東洋医学の現場でも、たんぱく質を摂らない粗食や菜食主義者には、腎虚が多い傾向が指摘されています。

また、エネルギーを産生するミトコンドリアは筋肉に多く存在しているので、たんぱく質不足はたちまちエネルギー不足に繋がります。

因みに、腎虚は腎臓病とは別物です。

腎臓病ではたんぱく質を制限しますが、腎虚ケアでは、腎が正常に機能するために十分なたんぱく質が必要なのです。

ほかに腎虚に良いといわれるのは、ヤマイモ、オクラ、ナメコなどのネバネバ食品や、黒豆、黒ゴマなど色の黒い食べ物。

逆に、化学合成された食品添加物や塩分は、腎臓に負担をかけます。

インスタント食品で添加物や塩分を摂り過ぎたり、頻繁なダイエットでたんぱく質不足に陥らないよう、食生活の見直しが大切です。

・足腰を動かす運動
運動不足は下半身の筋力を衰えさせ、血行も悪くします。

その結果、下半身の臓器の働きが低下し、腎虚に繋がります。

ウォーキングやジョギング、スクワットや爪先立ち運動など、できるだけ足腰を動かす習慣をつけましょう。

2. ストレスを発散する

現代人の腎虚の大きな要因といわれているのが「ストレス}。

過度のストレスは、抗ストレスホルモンを分泌する副腎を疲弊させてしまうからです。

またストレスは怒りや恐れ、不安といった負の感情を引き起こしますが、東洋医学では「怒りは肝を」傷つけ、「恐れは腎を」傷つけるといわれています。

ストレスの発散法は人様々ですが、特におすすめなのは運動です。

無心に体を動かしている時、人は嫌な感情や考えを忘れ、気分が明るくなるものです。

また、睡眠はストレスをリセットさせる貴重な時間ですが、運動は心地よい疲労感をもたらし、良い眠りがとれるようになります。

特にウォーキングやジョギングは、酸素を豊富に取り込み、心を安定させるセロトニンの分泌を高めるので、ストレス解消に最適です。

3. 漢方薬治療

慢性化した腎虚の症状には、漢方の出番です。

腎虚は漢方治療の得意とするところで、大きく分けて、腎陽虚と腎陰虚の二つのタイプがあります。

・腎陽虚(冷えタイプ)
エネルギーを作る力が低下して起こり、目安となる症状は、気力がない、寒がり、下半身が冷える、足腰に力がない、頻尿など。

・腎陰虚(ほてりタイプ)
腎陰虚は、そもそもの原因がどこにあるかによって、さらに「心腎陰虚」、「肺腎陰虚」、「肝腎陰虚」、「陰虚火旺」の4タイプに分かれます。

主な症状は、動悸、イライラ、不眠、肌や口、目が乾燥する、かすみ目、めまい、のぼせ、手足のほてりなど。

腎虚に処方される漢方薬は、八味地黄丸、海馬補腎丸、六味丸、牛車腎気丸、加味逍遥散、加味帰脾湯など様々ですが、症状や体質によって処方は変わります。

また、当てはまるタイプは一つとは限らず複合することも多いので、医師や薬剤師に相談の上、自分に最も合った漢方薬を処方してもらうことが大切です。

まとめ

中高年の口元の黒ずみで、なかなか取れない頑固なものは、老化現象としてのケアが必要なようです。

腎虚による黒ずみの改善は、じっくり時間をかけることが必要。

しかし腎虚を治すことは生命力を高めることなので、根本からの若返り法になります。

口元の黒ずみが取れれば、メイクをする喜びも復活。

さらに、年齢による心身の衰えも回復するとあれば、続ける価値は大いにあるというものです。

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