50代を襲う心の老化 老けない人の若さの源は前頭葉にあった!

50代を襲う心の老化 老けない人の若さの源は前頭葉にあった!

そろそろ更年期も終わる頃なのに、イライラが止まらない。

それどころか、すぐカッとなって怒りが爆発、やる気も起こらない…。

それは多分、心が老化し始めているサインです。

私たちは、シワやたるみ、運動能力や記憶力の衰えを感じた時、歳だなぁと思います。

このような分かりやすい体の老化とは別に、もう一つ、今問題になっているのが「心の老化」。

心が老化すると、怒りっぽくなるだけでなく、意欲や感動がなくなって身なりを構わなくなり、見た目も老け込んできます。

さらに体を動かさなくなるので、全身の老化に繋がってしまうのです。

心の老化とは、一体なぜ起こり、どうすれば防ぐことができるのでしょうか。

今日は、熟年女性に危険な心の老化に迫り、その原因と対策を詳しくご紹介します。

心の老化とは

ついカッとなって家族に当たる、後輩を叱りつける、いけないと思えば思うほど、さらにイライラが募って怒りっぽくなる…。

いい大人なのに怒りが抑えられない…、それは一体なぜなのでしょうか。

怒りが抑えられなくなるメカニズム

喜怒哀楽といった原始的な感情(情動)は、大脳の「辺縁系」から生まれます。

しかし人間が感情にまかせて暴走しないのは、同じ大脳に、これをコントロールする「前頭葉」があるからです。

前頭葉は大脳の前部、額のすぐ内側にあり、その大部分が「前頭前野」で占められています。

このため、前頭葉という時、前頭前野の意味で使われるのが一般的です。

前頭前野は人間だけに特に発達している脳であり、思考や理性、意欲、創造性などを司り、辺縁系から生まれる感情は、ここで理性によって抑制されます。

「辺縁系→前頭葉」という感情処理の仕組みにより、一時的に怒りの感情が起こっても、私たちはやがて冷静になることができるのです。

しかし前頭葉が老化して萎縮すると、この抑制がきかなくなり、怒りが抑えられなくなります。

前頭葉の老化はさらに、柔軟な考えができなくなる、意欲がなくなる、オシャレに興味が無くなる、といった症状も引き起こします。

よく、歳をとると怒りっぽくなる、頑固になるというのは、まさに前頭葉の老化によるものなのです。

人は心から老化する

超高齢化が進む昨今は、歩行が困難になるロコモや、記憶力が衰える認知症などの老化の予防に関心が高まっています。

しかし実は、こういった体力や知力は歳をとってもさほど衰えないということが分かっており、医学的なデータの裏づけもあります。

では何が一番衰えやすいかというと、それは「心」なのだそうです。

心とは一体何かというと、原始的な感情を処理する前頭葉から生まれるもの、つまり、思考や意欲、創造性、社会性といった人間的な感情のことです。

因みに、喜怒哀楽の感情を司る辺縁系には記憶の中枢「海馬」があり、脳の老化というと私たちが真っ先に考えるのは、この海馬です。

しかし脳の中で一番老化が早いのは、実は前頭葉で、前頭葉は既に40代から老化が始まっているといわれています。

つまり人は、身体機能や知的機能より、まず人間的な感情(心)から老化が始まり、これを「心の老化」と表現しているのです。

今、心の老化がクローズアップされているのは、心の老化が全身の老化に繋がってしまうからです。

私たちがアンチエイジングを考えるなら、何よりも心の老化を防止することが大切になります。

心の老化を早める原因

心の老化を早める原因

心、つまり前頭葉が老化すると理性や意欲、創造性が失われるため、様々な症状が表れます。

心の老化度チェック

次の中で、当てはまる項目をチェックしてみましょう。

  • カッとなると怒りがおさまらない
  • 自分と違う考えを受け入れられない
  • 何事も決め付けてしまう
  • 一つの考えに固執してしまう
  • 失敗をいつまでも引きずる
  • 滅多に感動しなくなった
  • 本を読んだり映画を観ることがなくなった
  • オシャレやグルメに関心が薄れた
  • 最近、自分から友人を誘わなくなった
  • 新しいものに好奇心が湧かない
  • お金は使って楽しむより貯金する
  • 何をするにも「面倒くさい」が先に立つ

半分以上にチェックが入る人は、前頭葉の老化が始まっている可能性があります。

心の老化が早まる原因

心が老化してくると、人に気を遣うのが億劫になって付き合いが悪くなったり、メイクや服装もどうでもよくなり、見た目も老け込んできます。

しかし誰もがそうなるわけではなく、同じ年齢でも、行動も見た目も若々しい人は珍しくありません。

では、心が老化しやすい人は何が違うのでしょうか。

・保守的な性格

もともと保守的で変化を好まない性格の人は、安心安全が第一です。

失敗することを恐れ、先の読めないことには消極的で、現状維持を選びがち。

そのため前頭葉を使うことが少なく、心の老化が進行しやすくなります。

・パソコンやスマホへの依存

現代は、分からないことがあっても、検索すれば何でも目の前に答えが出てくる時代。

記憶する必要がなく、前頭葉を使ってものを考えなくても済む生活は、心の老化のリスクが高まります。

・ワンパターンの生活

忙しい毎日に追われていると、効率を重視して、朝起きてから夜寝るまで決まった行動になりがち。

ルーティンワークは思考も創造性も必要ないので、楽なことこの上ありませんが、使われない前頭葉は衰える一方です。

・自分を抑え過ぎる

中高年の年代になると、自分を抑えて周囲との調和を保とうとする、大人の分別が出てきます。

しかしそれも度が過ぎると、前頭葉の働きを抑制してしまいます。

やりたいと思うことがあれば、年齢や人の思惑は関係なく、どんどん挑戦して楽しんだほうが、前頭葉は活性化するのです。

以上の点に心当たりがある方は、さっそく前頭葉の老化対策に取り掛かりましょう。

前頭葉の若さを保つ方法あれこれ

筋肉と同様に、脳も使わなければ衰えるのが道理です。

次のような方法で前頭葉をよく使う生活を心掛け、若々しい心を保ちたいものです。

1. 新しいことを始める(冒険してみる)

心が老化すると、何事も消極的になり、毎日が無難に過ぎていくのが一番になってしまいます。

そんな日常を打破し、これまでと違ったことにトライすることが必要。

新しいことが入ってくると、前頭葉はそれを理解するために活発に働くようになるのです。

マンネリ化した生活にちょっとした変化やアクセントをつける、たとえば、ずっと同じだったメイクやファッションを、思い切って変えてみることから始めてはいかがでしょうか。

2. 運動する、歩く

運動する、歩く

前頭葉には、前頭前野のほかに、筋肉運動を司る「運動野」や「運動連合野」があります。

運動や散歩はこれらの領域を活性化し、それに連動して前頭前野を刺激することになるのです。

さらにウォーキングや通勤のコースを時々変えると、新しい刺激が増えてより効果的です。

3. 人との会話を楽しむ

人とおしゃべりする時は、前頭葉を中心に脳の神経ネットワークが盛んに活動します。

人とコミュニケーションをとるには、自分の考えを話すだけでなく、相手の気持ちや意図を分析判断するなど、多くの脳の作業が必要だからです。

4. 好きなことに打ち込む

好きなことに没頭していると、β-エンドルフィンが分泌されて最高にハッピーな気持ちになります。

この強い感情に刺激され、前頭葉の活動も最高レベルに高まるのです。

5. ポジティブシンキングと笑い

物事をポジティブに捉えるようにすると、心から笑えたり感動することが増えます。

笑いや感動が強い刺激となり、、前頭葉が活発に働くようになります。

6. 恋をする

恋愛ほど、心をときめかせるものはありません。

そして、人がときめきを感じた時、前頭葉が活性化することが脳科学で解明されているのです。

また、恋をするとオシャレに気を遣ったり自分を高めようとするため、前頭葉の働きはさらに活発になります。

7. 本や新聞を音読する

音読は、視覚、聴覚、体性感覚(喉、顎、顔筋)の3つの感覚器官を同時に使います。

このため、前頭葉が情報処理にフル回転して活性化するのです。

また、声に出して読むという単調な繰り返し運動は、セロトニンの分泌を増やし、気持ちを明るくして意欲を高めてくれます。

8. 掃除をする

掃除をしている時の脳は、手順を考えながら、手を動かし、キレイにすることに没頭・集中するという、多くのことを無意識に行っています。

掃除を徹底してやることは、前頭葉を大いに活性化するのです。

また掃除を終えた時の爽快感は、ストレスを吹き飛ばし、やる気を高めることにもなります。

9. エクササイズ

左右の手で逆動作をすることによって、前頭葉を刺激します。

エクササイズ1

・右手で鼻をつまみ、左手を交差させて右耳を掴む
・手を離して拍手し、次に左右を逆に鼻と耳を掴む
・以上を繰り返す

エクササイズ2

・椅子に座り、右手は太腿をトントンたたき、左手は太腿をこする
・次に左右の動作を逆にして行う
・10秒ごとに切り替えながら、繰り返す

まとめ

いつもイライラ、カッカして、何をやるのも面倒くさい…、そんな状態が続くようなら、それは心が老化し始めているサイン。

心の老化が進行すると、肌や体の若さも奪われていき、見た目の老化も深刻化していきます。

本当のアンチエイジングとは、実は心の若さを保つことであり、その鍵となるのが前頭葉を使う生活。

色々なことにチャレンジし、趣味やオシャレを楽しんでいる人が、例外なく歳には見えない若さを保っているのは、前頭葉が常に活性化しているからです。

前頭葉はワクワク、ドキドキが大好き。

気持ちが高揚していると、前頭葉は元気になるのです。

それには、周囲の人ではなく、まず「自分が楽しい」を優先することが大切です。

ご紹介した前頭葉の老化対策を参考に、心を若返らせて、イキイキと充実した50代を取り戻しましょう。

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