顔汗を止めたい!猛暑の夏も涼しげな顔で過ごす方法とは?

顔汗を止めたい!猛暑の夏も涼しげな顔で過ごす方法とは?

夏の汗対策といえば、たいていは脇汗が対象ですが、中には顔の汗がひどくて困るという方も少なくありません。

実は顔は、脇の下や背中以上に汗をかきやすく、特に額は、体の中で最も汗腺の分布密度が高い部位なのです。

頭や額は、人体で最も重要な器官であり、また熱に弱い「脳」を一定温度に保つために、しっかり汗をかく必要があるからです。

そうはいっても、滴り落ちる汗と、ファンデーションドロドロの顔で毎日を過ごすのは、あまりにも悲惨というもの。

そこで今回は、悩ましい顔汗を徹底解析。

まずは顔汗の意外な原因を解明し、原因に基づいた様々な改善方法を、最近人気の「顔汗用の制汗剤」を中心に、詳しくご紹介したいと思います。

顔汗の原因と対策

顔汗を改善するには、まず原因を知ることが必要です。

全身的な汗っかきとは違い、顔だけに汗をかくという場合は、どんな原因があるのでしょうか。

まず最初に、汗はどういう仕組みで出るのかを見ていきましょう。

汗をかく仕組み

汗をかくと、汗の水分が蒸発する時に熱が奪われます。

外気温が上がったり運動をした時に汗をかくのは、この気化熱の作用で、人間の体温が上がり過ぎないようにするためです。

体温が上昇すると、脳の視床下部から「汗をかいて体温を下げなさい」という指令が出されます。

この指令を全身に伝えるのが、自律神経の「交感神経」。

交感神経は汗腺の周囲で神経伝達物質のアセチルコリンを分泌し、これを受け取った汗腺は、指令に従って発汗活動を開始します。

つまり毛細血管の血液から水分やミネラルを取り出し、それをもとに汗を作って皮膚上に放出するのです。

顔汗を含め、異常に汗をかく症状は、この仕組みに何らかの支障が生じて引き起こされます。

顔汗の原因

上記のように、汗をかく機能の鍵を握っているのは「交感神経」です。

しかし、交感神経が次のような原因から暴走しだし、それによって汗をかくスイッチが異常に入ってしまうことがあります。

・自律神経失調症(更年期障害)

顔汗の代表的な例が、更年期障害の症状の一つ、ホットフラッシュ。

気温に関係なく顔や頭が熱くなり、汗がどっと出てくるという、実に辛い症状ですが、これは女性ホルモンの急減から自律神経が乱れ、交感神経が亢進しやすくなるからです。

このようなホルモンバランスの変調は、ほかに睡眠不足や生活習慣の乱れからも起こり、顔汗の原因となります。

・緊張やストレス

緊張したり強いストレスを感じると、交感神経が刺激され、手のひらや顔に汗をかくことがあります。

これは精神性発汗といわれるもので、通常は一時的で軽度ですが、自律神経の乱れがあると症状も強くなりがちです。

・甲状腺機能亢進症

甲状腺も、交感神経に起因する顔汗の原因になります。

甲状腺機能亢進症とは、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される疾患。

甲状腺ホルモンには交感神経の活動を高める作用があるため、過剰な汗をかくようになるのです。

顔汗と共に、動悸がしたり手の指が震える、痩せてくるといった症状があれば、甲状腺機能亢進症を疑ってみる必要があります。

さらに顔汗の原因は、交感神経以外に次のようなものがあります。

・運動不足

実は、現代人の顔汗で、最も多い原因とされているのが「運動不足」。

普段あまり運動しない人は、体の汗腺が休眠状態となり、発汗が少なくなっているからです。

つまり、体が汗をかかない分、汗腺が多くある顔から汗がたくさん出るというわけです。

・冷房設備

汗腺の機能低下にさらに拍車をかけるのが、エアコンの普及。

冷房の効いた部屋で長時間過ごす生活をしていると、汗をかく必要がない体は汗腺の働きが衰え、顔だけに汗が集中することになります。

このように現代の50代には、顔汗を起こす要因が複合して存在しているのです。

顔汗を改善するには

以上のような原因から、顔汗を改善するにはまず、

1. 原因となる病気の治療

2. 運動の習慣化

といった、内側からの対策が必要です。

自律神経失調症や甲状腺機能亢進症があれば、これを治療し、生活習慣を見直して自律神経を整え、運動で体の汗腺を目覚めさせましょう。

特に運動不足は、心当たりがある方も多いはず。

健康と若さの維持だけでなく、多汗症の改善のためにも、定期的な運動は非常に大切なのです。

3. 顔汗を止める治療

また皮膚科では、顔汗の治療として、「ボツリヌス注射」や「神経遮断薬(抗コリン薬)」の服用が行われています。

いずれも、アセチルコリンの分泌を阻害する働きがあり、発汗を抑制する効果が期待できるものです。

4. 顔汗用の制汗剤

病院での治療は抵抗があるという方には、外からの対策として「顔用の制汗剤」があります。

顔用制汗剤は、メイク前に下地のように塗ったり、日中にメイクの上から使用することもできるというスグレモノで、ジェルやクリームタイプが主流です。

手軽に使えて制汗の効果も高いことから、近年人気も高く、多くの種類が市販されています。

次に、顔用制汗剤の詳細と、選ぶ際の注意点をご紹介しましょう。

顔汗用の制汗剤とは

顔汗用の制汗剤とは

脇汗用に加え、最近需要が増えているのが、顔汗用の制汗剤です。

しかしそもそも制汗剤は、どんな成分が使われ、どいういう仕組みで汗を止めるようになっているのでしょうか。

制汗剤で汗が止まる仕組み

制汗剤には、次のような「汗を抑える成分」が配合されています。

  • クロルヒドロキシアルミニウム
  • フェノールスルホン酸亜鉛
  • ミョウバン(硝酸アルミニウムカリウム)

これら有効成分には、汗や皮膚のたんぱく質と結合して固まったり、水分に溶けてゲル状になるといった性質があるため、蓋となって汗腺を塞ぎ、汗を止めることができるのです。

制汗成分には収斂作用もあるため、汗腺や毛穴が引き締まり、さらに汗が出にくくなります。

ただ、汗腺を塞ぐと聞くと、気になるのは副作用。

汗は夏の体温上昇を防ぐために不可欠なものなのに、無理に止めてしまって体に悪影響はないのでしょうか。

実は、脇はとても汗が多いように感じますが、体全体でみると、脇がかく汗の量はたったの1%。

このため脇汗が止まっても、体に対する影響はほとんどないとされています。

またたんぱく質が固まるのも、それが起こるのは汗腺の出口だけで、汗腺内部に影響が及んだり、体内に蓄積することもないそうです。

顔汗には顔用の制汗剤

上記の制汗成分のほかに、かつてよく使われていたものに塩化アルミニウムがあります。

しかし塩化アルミニウムは、制汗作用に優れる一方で刺激が強いことから、近年主流となっているのが「クロルヒドロキシアルミニウム」です。

特に顔用の制汗剤は、さらに肌に優しい「フェノールスルホン酸亜鉛」を配合したものが多くなっています。

皮膚が薄い顔は、通常の制汗成分だとやはり刺激が強過ぎて、肌がヒリヒリしたり、肌荒れや乾燥を招く恐れがあるからです。

フェノールスルホン酸亜鉛は特に収斂作用に優れており、汗口を引き締め、汗を蒸発させながら少しずつ出すように作用するので、肌に負担をかけません。

ただし強制的に蓋をする成分ではないので、汗がピタリと止まるというより、汗の量が減るといったほうがいいでしょう。

それでも、ダラダラ汗がジンワリ滲む程度におさまり、メイク直しもパウダーをはたくくらいで済むなど、一定以上の制汗効果が得られるようです。

何より、敏感肌の人や肌が疲れている時でも安心して使えるのは、大きなメリットといえます。

汗や紫外線に晒される夏の肌は、特にデリケートになっています。

顔用制汗剤を選ぶ際は、成分表示にフェノールスルホン酸亜鉛とあることを確認し、次の点にも留意しましょう。

  • アルコールや合成香料など刺激物の少ないもの
  • 保湿や美容成分配合のもの
  • ウォータープルーフなど、持続力の高いもの

まとめ

顔汗を止めたい!猛暑の夏も涼しげな顔で過ごす方法とは?(まとめ)

同じ汗っかきでも、顔の汗は目立ってしまう分、脇汗以上に辛いものです。

しかし顔汗の原因の多くは、実は運動不足。

50代の女性では、さらに自律神経の不調も関わってきますが、顔汗の多くは自分で改善することが可能なのです。

とはいえ、体の汗腺を鍛えるための運動も、暑い夏は始めにくいものなので、まずは、手軽な顔汗用の制汗剤から始めてみてはいかがでしょうか。

内からと外からのケアで、今年こそ顔汗の悩みを解消し、夏を楽しめる生活を取り戻しましょう。

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