今年こそ花粉症を治す!アレルギーを撃退する意外な2つの栄養素とは?

今年こそ花粉症を治す!アレルギーを撃退する意外な2つの栄養素とは?

国民全体の4割が罹っているという「花粉症」。

命に関わる病気ではないものの、症状の辛さや苦しさは、なった人にしか分からないものです。

市販薬や病院で処方される薬も、症状が一時緩和されるだけ。

唯一根治が期待できるという舌下免疫療法も、根治まで4~5年の継続が推奨されており、人によっては効果が出ない場合もあるそうです。

それにしても、なぜ花粉症がこれほど増えているのでしょうか。

最近分かったことでは、それにはある腸内細菌が深く関わっており、その減少によって免疫に異常が起こり、花粉症を引き起こすというのです。

そこで、今日のテーマは「最新の花粉症改善法」。

まず、花粉症と免疫、免疫と腸内細菌の関係を解明し、花粉症を引き起こすという腸内細菌の正体に迫ります。

そして、その腸内細菌の働きに基づいた花粉症改善法と、さらにもう一つ、意外な栄養素による花粉症改善法を詳しくご紹介します。

花粉症は免疫細胞の暴走

現代人に急増する、花粉症やアトピーなどのアレルギー疾患。

そして、関節リウマチや慢性甲状腺炎などの自己免疫疾患。

どちらも、免疫の異常(免疫細胞の過剰反応)により起こる病気ですが、二つには次の違いがあります。

・アレルギー疾患
免疫細胞が「外から侵入する異物」に対して、害のないものまで攻撃してしまう

・自己免疫疾患
免疫細胞が「自分の組織」を、外からの侵入物と勘違いして攻撃してしまう

本来私たちの体を守るはずの免疫細胞が、なぜ、このように暴走してしまうのでしょうか。

免疫と腸

よく「腸は最大の免疫器官」といわれますが、それは、全体の70%もの免疫細胞が腸壁の内側に集中しているからです。

さらに、小腸の壁にあるパイエル板という部分の内側では、免疫細胞の訓練が行われています。

パイエル板にある小さな入り口から、わざわざ細菌やウィルスを引き入れ、免疫細胞に攻撃対象の特徴を学習させているのです。

このような腸の仕組みにより、免疫細胞が強い戦士として育ち、免疫は本来の機能を果たすことができるというわけです。

しかし免疫が正常に働くためには、もう一つ、重要な存在があります。

それが「腸内細菌」で、免疫の暴走にはこの腸内細菌が大きな関わりを持っているのです。

免疫と腸内細菌

近年、免疫異常と腸内細菌に明らかな関係があることが、日本や世界の研究者により明らかにされています。

重症のアレルギーや自己免疫疾患の患者の便を調べたところ、ある特定の種類の腸内細菌が顕著に減少していることが分かったのです。

その腸内細菌とは「クロストリジウム菌」。

腸内細菌というと乳酸菌やビフィズス菌、大腸菌などが有名ですが、人の腸には、なんと1000種類以上もの細菌が棲みついています。

その中の100種類ほどがクロストリジウム菌の仲間で、免疫異常の患者では、特に17種のクロストリジウム菌が減少しているそうです。

では、クロストリジウム菌にはどんな働きがあり、クロストリジウム菌が減少すると、なぜ免疫異常が起こるのでしょうか。

免疫とクロストリジウム菌

免疫細胞は、外から入ってくる有害物を攻撃して排除するのが仕事。

しかし一方で、その攻撃にブレーキをかける免疫細胞もあります。

それが「Tレグ(制御性T細胞)」で、Tレグの働きのおかげで、通常は免疫の過剰反応が抑えられているわけです。

そして近年明らかになったのが、このTレグを作り出しているのがクロストリジウム菌だということ。

クロストリジウム菌は腸内で「酪酸」を作り出し、この酪酸を受け取った通常の免疫細胞が、Tレグ細胞に変化するというのです。

しかし、クロストリジウム菌が減少すると、次のようにして免疫細胞の暴走が起こります。

クロストリジウム菌が減少→酪酸が減少→Tレグが減少→免疫のブレーキが効かなくなる

最新の花粉症改善法

そこで、クロストリジウム菌を増やし、Tレグをたくさん作り出して花粉症を改善しようというのが、次の方法です。

1. 食物繊維

食物繊維

クロストリジウム菌とTレグの関係は、今、世界中で大注目。

アレルギーや自己免疫疾患の新薬の開発に向け、研究が進められていますが、薬に頼らず、Tレグを自分で増やす方法があります。

それは「食物繊維」を摂取すること。

・食物繊維でクロストリジウム菌を増やす

食物繊維は、便秘を改善してくれるだけはありません。

食物繊維をたっぷり摂ると、それを食べてクロストリジウム菌が増え、酪酸をたくさん分泌してTレグを増やしてくれるのです。

マウス実験では、食物繊維が豊富なエサを与えたマウスは、食物繊維の少ないマウスに比べて、腸内のTレグが2倍になることが確認されています。

ところが、肝心の食物繊維が足りていないのが現代の日本人です。

・食物繊維不足の現代人

日本人は、古くから食物繊維の多い食生活に馴染んでいます。

そのため、本来の日本人の腸内細菌は、酪酸を作り出す能力が世界の中でも飛び抜けて高いといわれています。

しかし、戦後になって日本人の食事は欧米型に変化。

食物繊維の摂取量が激減し、1950年は1日当り27gだったものが、現在は12gと、半分以下に減少しています。

食物繊維の不足は、排便量を見ても分かります。

日本人の便の量は、戦前は1日当り約400gだったそうですが、現代人は150~200gと、これも半分に減っているのです。

便の内容は80%の水分を除くと、残りは食べ物の残りカスや剥がれた腸粘膜、腸内細菌(生菌と死骸)です。

食物繊維はエサとなって腸内細菌を増やし、消化吸収されずそのまま便の内容物となります。

排便量が少なくなった原因は、明らかに食物繊維の摂取不足なのです。

こうして食物繊維が不足してクロストリジウム菌が減少し、それと共に免疫異常が増加。

花粉症が急増した原因には、花粉そのものの増加や環境汚染、ストレス、抗生物質の多用などが挙げられていますが、最大の理由はやはり食生活にありそうです。

2. ビタミンD

もう一つ、花粉症を改善することで注目されているのが、「ビタミンD」です。

・ビタミンDは免疫調整ホルモン

ビタミンDは骨を作る以外に、ホルモンのような多くの有益な働きがあることで、近年注目のビタミン。

免疫系に対しても、免疫細胞を活性化すると共に、過剰反応を抑制する作用が確認されています。

花粉症に対する実験では、1日4000IU(100μg)のビタミンDの摂取で、被験者全員に花粉症の軽減・改善が認められたそうです。

作用の仕組みの全貌はまだ解明されていませんが、ビタミンDが不足すると、免疫細胞の活動と抑制のバランスが崩れ、免疫異常を生じると考えられるのです。

・日本女性はビタミンD不足?

ビタミンDは紫外線によって体内で合成されるので、通常は不足の心配はないのですが、日本女性は世界一紫外線対策が進んでいることから、ビタミンD不足が懸念されます。

1回5~30分、週2回ほどで十分なので、時にはしっかり太陽光を浴び、ビタミンD不足にならないようにしたいものです。

・サプリメントでビタミンD補給

ビタミンDは脂溶性ビタミンであり、体内の脂肪に蓄積され、必要に応じて消費されます。

ビタミンDの必要摂取量は、1日2000~4000IU(50~100μg)。

しかしビタミンDが欠乏状態の場合は、必要量を毎日摂取しても、体内に十分量が備蓄されるまでは3ヶ月ほどかかります。

花粉症の実験でも、ビタミンDは摂取後、短時間で症状の軽減が見られますが、摂取をやめるとすぐぶり返すそうです。

ビタミンDはイクラやしらす干し、イワシ、塩サケ、干しシイタケなどの食品からも摂れますが、十分量をコンスタントに摂取するには、サプリメントが便利です。

まとめ

今年こそ花粉症を治す!アレルギーを撃退する意外な2つの栄養素とは?(まとめ)

それまで全く症状がなかったのに、ある日突然発症する人がいる一方、花粉症歴20年、30年という人も少なくありません。

花粉症になると、鼻づまりで慢性的な酸素不足になったり、アレルギー反応による炎症で活性酸素が大量発生します。

毎年繰り返す花粉症は、苦しいだけではなく、老化の引き金にもなりかねないのです。

ご紹介した2つの花粉症改善法で、今年こそ、長年の花粉症との訣別に真剣に取り組んでみませんか?

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