肌は冬に一気にたるむ!?日常できる「冬たるみ」5つの撃退法

何かと飲む機会が増えるこれからの季節、朝起きたら顔がパンパン、ということも珍しくありません。
慌しい年末年始を挟む冬は、冷えや疲れ、睡眠不足、アルコールが重なって、むくみの起こりやすい時季です。
ご存知でしょうか、繰り返すむくみが「たるみ顔」を作ってしまうことを。
それでなくても重力に引っ張られて年々たるんでいくところに、むくみのダブルパンチで、肌は一気にたるんでしまうのです!
女性の肌悩みでも、常に上位を占めるのが「たるみ」。
女性484人へのアンケート調査では、40代で90.1%、50代ともなると93.3%もの人が「たるみを感じる」と答えています。
これからご紹介する5つの方法で、しっかり冬たるみを阻止しましょう。
むくみとは
私たちの体の60%を占めているのが水分ですが、その3分の2は細胞内に、残りの3分の1が細胞の外に含まれています。
細胞外の水分は、さらに血液と細胞間質液に分かれ、むくみを起こす水分とはこの細胞間質液のことです。
細胞間質液はリンパ管に入って全身を循環し、受け取った老廃物を静脈に引き渡した後、排出されます。
ところが冷えや疲労、アルコールといった原因で代謝が低下し、この流れが滞ると、老廃物を含んだリンパ液が皮下に溜まって、むくみとなります。
溜まった水分は、体を動かすうちに自然に排泄されていきますが、その間停滞し続ける老廃物が肌にいいわけがありません。
時間がたてばひくからいい、では済まされないのが「むくみ」なのです。
むくみがたるみを引き起こすワケ

某化粧品メーカーの調査によると、顔のむくみを経験している女性は69%にのぼり、しかしそのうち88%の人は、むくみを放置するとたるみを引き起こすことを知らないと答えています。
どうやらほとんどの人は、むくんでも表面的にむくみがひいてしまうと、それで安心してしまうようです。
むくみによって肌に溜まった老廃物は新陳代謝を阻害し、老化を促進します。
同時に、新陳代謝の低下によって脂肪が燃焼しにくくなるため、余分な脂肪が増え、これまたたるみの原因に。
さらにむくみが繰り返されると、膨らんだ皮膚が下垂して伸び、たるみを作ることになるのです。
たかがむくみと侮るなかれ、特にターンオーバーが遅くなる40代、50代にとって、むくみはたるみの大きな要因なのです。
冬はたるみの季節
むくみの原因としては、以下のことが挙げられます。
・塩分や水分の摂り過ぎ
・アルコールの摂り過ぎ
・運動不足
・筋力の低下
・睡眠不足
・冷え
これら原因が集中するのが、まさに冬なのです。
飲み会では、アルコールと、味付けの濃い脂っこい食べ物がつきもの、さらに夜半まで飲んで食べて、睡眠不足というおまけまでつきます。
アルコールは、体内に水分を溜め込みます。
さらにアルコール分解のために肝臓が疲弊して代謝が低下し、水分排出力も落ちてしまいます。
その上に冬は「乾燥」と「紫外線」という悪条件が加わり、肌のターンオーバーを低下させてたるみを促進します。
つい油断しがちですが、冬でも夏の半分程度の紫外線が降り注ぎます。
また雪の中では照り返しで紫外線は2倍量に増えるので、乾燥で弱った肌には手痛いダメージとなってしまうのです。
冬たるみの阻止方法
1. むくまない食生活
塩分・水分・アルコールの三大「摂り過ぎ」に気をつけ、むくみ予防に効果的な食材を意識して摂るようにしましょう。
水分代謝の促進には、カリウム豊富なイモや野菜、果物類、小豆など、血流促進にはビタミンE豊富なナッツ類や植物オイルなどがあります。
2. むくまない生活習慣
疲労や睡眠不足を避け、できるだけ体を動かすことを心掛けましょう。
3. 冷え体策
冷えでむくむことはご存知の通り、ショウガなどの温め食材、お風呂、腹巻きや冷えとり靴下などを活用しましょう。
体がポカポカしていると、運動することも億劫でなくなりますね。
そして最後が
4. 保湿ケア
5. UVケア
汗の減少、暖房など冬の乾燥は半端ないですし、また忘れがちなUVケアも、冬こそ徹底を心掛けましょう。
むくみを解消して、たるみ阻止(まとめ)

いろいろ体策をとったのに、それでもむくんでしまったら?
たとえば朝起きたら顔がパンパンという時には、「リンパマッサージ」でできるだけ早くむくみを解消しましょう。
まず目の周りのむくみには、人差し指と中指を使い、目頭から眼窩の骨に沿ってこめかみ、そして耳下のリンパ節までさすります。
頬のむくみは、鼻の下から頬骨に沿って耳下までさすります。
これをそれぞれ数回行い、最後に耳下から首を通って鎖骨リンパ節まで指を滑らせ、リンパを流して終了です。
むくませない、むくんだら即解消する。
これを徹底して、冬もたるまない肌を保ちましょう。
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