50代は足の臭いが強くなる!?その意外な原因と対策とは

50代は足の臭いが強くなる!?その意外な原因と対策とは

ブーツの季節になると、気になるのが足の臭い。

足の臭いというと男性のイメージが強いのですが、実は、1日中ブーツを履いた女性の足は、男性より臭いが強いそうです。

特に足臭がひどくなるのは、家事や仕事に働き盛りの40代50代だというのです!

果たして、それは本当なのでしょうか。

今日は、人知れず足の臭いにお悩みの50代女性のために、あらためて足臭の原因と解消法に迫ります。

さらに、なぜ更年期世代の足が特に臭くなるのか、その原因と解消法も詳しくご紹介したいと思います。

足の臭いの原因と対策

ブーツを脱いだ途端、鼻を突く強烈な臭い。

足臭には体臭とはまた違った独特のものがありますが、この臭いはどうして生まれるのでしょうか。

足の臭いの原因物質「イソ吉草酸」

洗っても洗っても取れない足の臭い。

その臭いの元は「イソ吉草酸」だといわれています。

イソ吉草酸とは、正式名を3-メチルブタン酸といい、細菌が脂肪やたんぱく質を分解した時に発生する脂肪酸の1種です。

足の臭いはよく納豆臭に例えられますが、実は、イソ吉草酸は納豆の発酵過程でも生まれます。

つまり、そもそも納豆の臭いは、イソ吉草酸の発する臭いなのです。

イソ吉草酸の悪臭ぶりは、環境省の悪臭防止法の中で、アンモニアや硫化水素、トルエンなどと共に「特定悪臭物質」に定められていることからも窺えます。

悪臭防止法では臭いの規制基準も定められていますが、その値は、アンモニアを1とするとイソ吉草酸は0.001。

つまり、イソ吉草酸の臭いはアンモニアの1000倍強烈なわけで、石鹸で洗ったくらいで取れないのも当然なのです。

足を臭くする要因

そんなイソ吉草酸がなぜ足に発生するかというと、足には「細菌、角質、汗」という、イソ吉草酸を作る三大要因が揃っているからです。

・皮膚常在菌

皮膚には1兆個の常在菌がいるといわれていますが、中でも常在菌が多いのが足の裏。

常在菌には、腸と同じように善玉菌と悪玉菌があり、通常はそれぞれバランスを保ちながら皮膚の健康を維持しています。

しかし何らかの原因で悪玉菌が増えると、イソ吉草酸が大量に作られて臭いを発するようになります。

その原因となるのが「角質」と「汗」。

角質は悪玉菌の恰好のエサとなり、汗は悪玉菌が繁殖しやすい環境を作るからです。

・角質

全体重がかかる足の裏は、体の中でも最も角質が厚い部分。

角質が厚いと、その分、アカ(剥がれた角質)が大量に出ます。

アカはたんぱく質が主成分で、さらに皮脂腺からは皮脂が分泌されるので、これらが悪玉菌の恰好のエサとなり、悪玉菌を増殖させることになります。

・汗

足は、脇の下や背中以上に汗をかくポイント。

足の裏には1平方cm当り300もの汗腺が集中しており、1日でコップ1杯、200mlもの汗をかくといわれています。

ただし足の裏の汗はエクリン腺から出るものなので、ほとんどが水分であり、汗自体は基本的に無臭です。

しかし足は靴や靴下によって通気性が悪くなるため、「高温多湿」状態が保たれ、悪玉菌の繁殖に絶好の環境になってしまいます。

特に湿気が溜まる足指の間、股の部分は、悪玉菌のパラダイス。

また、汗には若干ながらアルカリ性の重炭酸イオンが含まれており、汗が大量になると重炭酸イオンも増えます。

そのため通常は弱酸性の皮膚が、悪玉菌が好きな「アルカリ性」に傾き、悪玉菌をさらに増殖させてしまうのです。

足の臭いを改善するには

足の臭いを改善するには

以上のことから、足の臭いをなくす根本対策は、常在菌に快適な住環境と食べ物を与えないこと。

つまり、汗を抑え、角質を除去して、常在菌を増やさないようにし、「イソ吉草酸を作らせない」ことが肝心なのです。

1. 殺菌

まずは、次のようにして足を清潔に保つことが第一。

殺菌効果のある石鹸で、足指の間や爪まで丁寧に洗い、洗った後はしっかり乾かします。

同じく殺菌効果のあるミョウバンや木酢酸をお湯に溶かし、足湯をするのも効果的。

また一度履いた靴下やストッキングは、洗濯機に入れる前に、殺菌力のある洗剤で一度手洗いをするのがおすすめです。

2. 制汗

制汗剤はスプレー、クリーム、ジェル、パウダータイプと種類も多様。

いずれも足の裏だけでなく、指の間にもしっかり塗布し、靴下や靴を履く場合は、塗布剤をしっかり乾かしてからにすることが大切です。

また汗には、ストレスによって起こる精神性発汗があります。

汗腺は交感神経によって支配されているため、強いストレスを感じると交感神経が活発化し、汗をかきやすくなるのです。

ストレスが多くて足臭があるという方は、ストレスの軽減・解消が制汗に繋がります。

3. 角質ケア

足臭の改善には、厚くなった角質の除去も重要。

最近は軽石やピーリングジェルのほか、頑固な角質も取れるというかかと削り器など、様々な角質除去グッズが市販されています。

角質を溜めないよう、定期的なケアを心がけましょう。

4. 防臭(消臭)

足や靴の消臭剤は殺菌・抗菌効果も備えており、特に最近は、イソ吉草酸のしつこい臭いも強力に阻止できるものが多くなっています。

臭いがこもる足指の間には、特に丁寧に塗布しましょう。

臭いがひどい時は、重曹を溶かしたお湯で足湯をするのも効果的。

弱アルカリ性の重曹が弱酸性のイソ吉草酸を中和し、消臭効果を発揮します。

また、靴は1日履くと湿気と臭いがかなり溜まっているので、2足以上をローテーションで毎日履き変えるようにしたいものです。

休ませる靴は消臭スプレーをし、乾燥剤を入れたり風通しのよい場所で乾かすようにします。

また足ムレや臭い対策に、吸汗や消臭機能のある中敷きを入れるのも効果的です。

更年期の足の臭いの原因と対策

更年期の足の臭いの原因と対策

若い頃は臭い対策など無縁だったのに、50代になって体臭や足臭が気になり出したという人は少なくありません。

それには、更年期世代の次のような体の変化が関係しています。

汗をかきやすくなる

更年期には、女性ホルモンの減少により、自律神経のバランスが崩れやすくなります。

そのため発汗のコントロールや体温調節がうまくできなくなり、暑くもないのに全身に大量の汗をかいたり、下半身は冷え上半身はのぼせるといったことが起こります。

またイライラや不安から精神性の発汗も起こり、そのため足裏の汗も増えて臭いを強くしてしまうのです。

角質が厚くなる

足の角質は、長年の体重の圧迫や靴の摩擦で厚くなる一方。

さらに歳とともにターンオーバーが遅くなり、剥がれ残った古い角質がどんどん蓄積して厚みを増し、常在菌を増殖させてしまいます。

肝機能の低下(疲労臭)

中高年は、肝臓に長年の疲れが出てくる年代でもあります。

実は、足の臭いは常在菌が起こすだけでなく、肝臓が原因の場合があるのです。

これは、仕事や家事を頑張り過ぎる、ストレスが多い、お酒をよく飲むといった生活の中で、肝臓の機能が低下して起こるもので、疲れた時に出てくるので「疲労臭」と呼ばれています。

・疲労臭とは

疲労臭は、イソ吉草酸の発する臭い(納豆臭)と違って、ツンとくるアンモニア臭(尿臭)が特徴。

アンモニアは、食事で摂ったたんぱく質が、腸内で消化・分解される過程で生まれます。

アンモニアは解毒のために肝臓に運ばれ、肝臓にあるオルニチンによって無害な尿素に変換され、尿と共に排泄されます。

こうして、通常はアンモニアが体内に残留することはありません。

しかし肝臓が疲れていると、アンモニアがうまく分解できず、アンモニアがそのまま血液中に放出され、汗に入り込んでしまいます。

そのため、汗をかくと皮膚からアンモニア臭が発散されることになり、特に汗の多い足に臭いが顕著になるというわけです。

近年、働く女性に疲労臭が増えているといいます。

いつも疲れ気味で足臭があるという方は、肝臓疲労の可能性も考え、早めに対処しましょう。

・疲労臭を防ぐには

疲労臭は、外側からの対策だけではなく、次のような内側からのケアで肝臓の負担を軽くすることが大切です。

1. ストレスの解消・軽減
2. 十分な睡眠
3. 飲酒はほどほどに
4. 便秘の解消
5. 血流改善
6. 肝機能を高める成分の摂取

血流改善:
血流改善は、女性の疲労臭対策の重要項目です。

筋肉が少ない女性は冷え性が多く、血流も悪くなりがち。

特に立ちっぱなし座りっぱなしは脚の血流を悪化させ、アンモニアを含んだ汗が足に溜まりやすくなるのです。

仕事中もこまめに立ったり歩いたりを心がけ、脚のマッサージなどで血液やリンパの流れを促進しましょう。

血流アップには足湯も効果的で、特にミョウバンやお酢を入れるとお湯が酸性になり、アルカリ性のアンモニアの臭いを中和する効果があります。

肝機能を高める:
肝臓に良い成分には、タウリン、オルニチン、クエン酸などがあり、肝臓の修復再生や肝臓の解毒機能を高める働きがあります。

特にオルニチンは、肝臓がアンモニアを分解する際に不可欠の成分で、シジミや牡蠣、マグロなどの魚介類に多く含まれています。

ほかに肝臓再生の材料になる良質なたんぱく質や、肝機能をサポートするビタミン、ミネラルも不足させないようにしましょう。

まとめ

50代は足の臭いが強くなる!?その意外な原因と対策とは(まとめ)

足の臭いには、イソ吉草酸と肝臓の二通りの発生原因があります。

近年増えているのが、肝臓の疲れが原因の「疲労臭」。

特に心身ともに無理を重ねがちな50代の足臭は、疲労臭の場合が多いのです。

肝心(肝腎)要といわれる肝臓は、まさに健康、生命維持の要となる臓器。

しかしかなり悪くならないと症状が出ない、頑張り屋の臓器なのです。

疲労臭は、その肝臓が疲れていることを教えています。

さっそく対策を取り、臭いのない足だけでなく元気な肝臓を取り戻し、疲れ知らずの50代を過ごしたいものです。

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