繰り返す「汗荒れ」で肌がボロボロに!?この夏とるべき7つの対策とは?

繰り返す「汗荒れ」で肌がボロボロに!?この夏とるべき7つの対策とは?

日本の夏は、気温も湿度も高いのが特徴。

東京在住の外国人100人に聞いたアンケートでは、9割の人が耐えられない暑さだと感じているようです。

この過ごしづらい日本の暑さを「ジメ暑」というそうですが、ジメ暑の日が続くと、気になるのが汗の悩み。

汗の悩みというと多汗症や脇汗、においがありますが、汗は「汗荒れ」という肌トラブルもあります。

汗荒れは、肌が赤くなって痒いという点で、あせもと勘違いする人も多いのですが、あせもと比べて痒みが強いのが特徴。

つい掻きむしってしまい、重症化する場合も少なくありません。

特に歳とともに肌の抵抗力が弱くなってくると、汗荒れはちょっとした汗でも起こりやすく、肌へのダメージも大きくなるので、注意が必要です。

今日は、皮膚科の受診者も増えているという「汗荒れ」に焦点を当て、あせもとの違いや原因を探り、予防や対処法を詳しくご紹介していきます。

汗荒れとは

夏になるとよく起こる肌トラブルが、「あせも(汗疹)」。

あせもは赤ちゃんだけでなく、大人にも多い夏の肌トラブルです。

そしてもう一つ、夏の肌トラブルで最近増えているものに「汗荒れ」があります。

ある皮膚科では、あせもと思って受診する人の8割が、実は汗荒れなのだとか。

よく似てはいますが、この二つは違う種類の肌トラブルなのです。

あせもと汗荒れの違い

あせもと汗荒れに共通しているのは、どちらも汗が原因で起こる皮膚の炎症であることです。

では、両者は何が違うのでしょうか。

・あせも

汗を大量にかいた後、汗を排出する汗腺導管が詰まり、出られなくなった汗が刺激となって肌内部で炎症を起こすもの。

赤いブツブツができて痒い、というのが一般的な症状ですが、痒みのない小さな水ぶくれができる、白いあせもと呼ばれるタイプもあります。

・汗荒れ

汗が乾くと、汗に含まれる塩分やアンモニアが濃縮されて肌表面に残ります。

汗荒れとは、これら成分が刺激となって肌に炎症を起こすもので、いわば汗による接触性皮膚炎といえます。

あせもが皮膚の内部の炎症であるのに対し、汗荒れは皮膚の表面で起こる炎症なのです。

症状としては、皮膚表面がかぶれたように赤くなり、激しい痒みや、ピリピリした痛みを伴います。

汗荒れを起こしやすい部位は、汗が多い首や背中、肘や膝の内側。

また下着や衣類でこすれる胸やお腹周り、太腿の付け根なども、よく起こる部位です。

特に首は汗が多いだけでなく、皮膚が薄く、洋服の襟や髪の毛でこすれやすい場所なので、汗荒れの危険地帯なのです。

汗荒れの原因

汗荒れの外的要因は汗ですが、本質的な原因は、肌のバリア機能の低下にあります。

乾燥の季節というと冬と思いがちですが、実は、夏にはバリア機能を低下させる条件が揃っているのです。

夏は、紫外線や冷房による乾燥に加え、汗の汚れを落とすために体を洗い過ぎる傾向があります。

そのため必要な皮脂まで奪われ、肌はどんどん乾燥。

さらに大量にかく汗によって、皮脂やセラミドといった肌本来の保湿成分が流失してしまいます。

こうして乾燥して荒れた肌は、角質細胞の並びが乱れ、その隙間から汗の塩分やアンモニアが入り込み、強い刺激となってしまうのです。

汗荒れでシミが?

汗荒れは、汗をよくかく人に起こりやすいのはもちろんですが、皮膚は歳とともに薄くなり乾燥しやすくなるため、中高年にも多くなってきます。

汗荒れは、いったん起こると汗をかくたびに痒くなって掻いてしまうため、重症化しやすくなります。

重症化すると皮膚病に進行することもあり、症状が数ヶ月~数年、続くこともあるそうです。

さらに気をつけたいのは、重症化した汗荒れはシミになりかねないことです。

炎症や掻くという刺激は、メラニンを発生させます。

さらに夏は多くの要因から肌が乾燥し、ターンオーバーが乱れがちとなるため、メラニンが沈着しやすくなるのです。

秋になってようやく汗荒れが治ったと思ったら、赤みがひいた後にシミができた!

そんなことにならないよう、汗荒れはしっかり対策をとりましょう。

汗荒れを防ぐには

汗荒れを防ぐには、次の点を心がけ、肌に刺激を与えないこと、そして乾燥させないことが大切です。

1. 汗をかきっぱなしにしない

汗をかきっぱなしにしない

汗をかいたら濡れタオルでこまめに拭き取ったり、シャワー(石鹸は使わない)で洗い流すようにします。

汗拭きシートやウェットティッシュを使う場合は、含まれているアルコールが皮膚の刺激になることがあるので、ノンアルコールタイプを選びましょう。

2. ボディソープやタオルは低刺激のものを

ボディソープは、洗浄成分に合成界面活性剤を使ったものより、天然由来のアミノ酸系洗浄剤を使ったものが低刺激です。

肌が弱い人には、洗浄力が穏やかで肌に優しいといわれる、昔ながらの固形石鹸がおすすめ。

また、タオルの素材も大事です。

ナイロンなどの化学繊維ではなく、綿やシルクといった天然素材のものを選びましょう。

3. 通気性の良い服装

化学繊維の衣類は通気性が悪く、汗を閉じ込めて汗荒れを起こしやすくなります。

しかし化学繊維でも、近年、夏の衣類に人気を集めているのが「高機能性素材」。

高機能性素材は速乾性と吸湿性に優れており、特に、肌に密着する下着に適した素材です。

天然繊維の中では「麻」が最も涼しいといわれ、「綿」は吸湿性に優れる一方、乾きにくいのが弱点です。

また通気性のためには、素材のほかに、ゆったりした服装を心がけることも大切です。

4. 髪を束ねる

デリケートな首の皮膚は、髪の毛先やシャツの硬い襟など、些細な刺激も禁物。

首筋にかかる髪は束ね、シャツはソフトな布地のものにし、アクセサリーは避けるなど、首周りを刺激から守るようにしましょう。

5. 乾燥対策と保湿ケア

首や腕は紫外線を浴びやすい部分。

汗荒れを予防するには、紫外線カットや冷房をかけ過ぎないなどの乾燥対策と、入浴後の保湿ケアが大切です。

夏のお風呂上りは、ついのんびり涼みたくなりますが、入浴後の肌は最も乾燥の危険に晒されています。

肌に湿り気が残っているうちに、保湿クリームで潤いの補給と保持をしっかり行いましょう。

6. 痒い時は

汗荒れは、あせもより痒みがひどいのが特徴です。

しかし掻いてしまうと、その刺激で痒みを増幅するサイトカインという物質が発生します。

そして、「掻く→痒くなる→掻く→ますます痒くなる」という負の連鎖にはまってしまうのです。

さらに、掻きむしって傷ついた皮膚から雑菌が入り、とびひなどの全身的な皮膚炎に発展することもあります。

痒くてもぐっとこらえ、濡れタオルや保冷剤で冷やしたり、痒み止めを活用し、シミになって残ることのないようにしたいものです。

7. 入浴法

冷房や冷たい飲食で体の芯が冷えやすい夏は、シャワーで汗を流すだけでなく、湯船でしっかり温まることも必要です。

しかし汗荒れを防ぐには、気をつけたい点があります。

・熱いお湯はNG

熱いお湯や長風呂は皮脂を過剰に奪うことになるので、入浴は「ぬるめのお湯」で適度な時間で切り上げましょう。

・洗い過ぎない

汗やホコリは、お湯だけで十分落とせますが、皮脂汚れを落とすには石鹸が必要です。

石鹸を使う場合、洗い過ぎを防ぐには、その頻度と体の部位がポイントになります。

毎日石鹸を使うのは、皮脂分泌が多い胸や背中、汚れやすい手足にとどめ、その他の部位は2、3日おきくらいにしましょう。

・手で撫で洗いする

肌に刺激を与えないためには、洗い方も大切。

手が届くにくい背中以外は、スポンジやタオルを使わず、「手の撫で洗い」がおすすめです。

石鹸を使う時も、よく泡立てた石鹸を肌に乗せ、その上から手で撫でるように洗います。

手のひらは、皮脂を落とし過ぎたり角質層を傷つけたりすることなく、肌に不要なものだけを落としてくれる、最高の美肌石鹸なのです。

まとめ

繰り返す「汗荒れ」で肌がボロボロに!?この夏とるべき7つの対策とは?(まとめ)

中高年の肌にとって、汗荒れは軽い肌トラブルでは済みません。

汗荒れを軽く見ていると、炎症が長引いて肌がボロボロになりかねないのです。

  • 汗を肌に残さない
  • 肌を刺激しない
  • 肌を乾燥させない

この3点を心がけて、しっかり汗荒れ対策をすることが肝心です。

中でも大切なのは、「洗い過ぎない」こと。

石鹸やボディソープのゴシゴシ洗いに慣れた現代人にとって、手だけの撫で洗いは馴染みにくいものですが、これで若々しい肌を保っている人は少なくありません。

まずは汗荒れ対策として実践し、さらにアンチエイジング効果を実感してみてはいかがでしょうか。

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