アロマで認知症をストップ!脳の若返りの鍵は嗅覚だった!

アロマで認知症をストップ!脳の若返りの鍵は嗅覚だった!

好きな香りを嗅ぐと、人は心地よく幸せな気分になります。

香りは、カサカサしたストレス社会に今やなくてはならない要素であり、

特に50代の女性に大きな効用をもたらします。

良い香りは自律神経を安定させ、ストレスや更年期障害の解消に良いだけでなく、認知症の予防・改善にも効果を発揮するからです。

香りには、なぜこのような効果があるのでしょうか。

ここでは、香りが体内でどのように作用するのか、あらためてそのメカニズムに迫ります。

さらに、香りがなぜ認知症を予防できるのか、その驚きの理由を解明し、併せて認知症に効くアロマテラピーもご紹介したいと思います。

なぜ香りでリラックスできるのか

万病の元、老化の最大要因といわれる「ストレス」。

ストレスいっぱいの生活は、眉間に縦ジワを作り、口角を下げ、顔も体も心も老けさせます。

そんなストレスの解消法として、年代を問わず、女性に根強い人気があるのが「アロマテラピー」で、何らかの形で香りを日常に活用している女性は、41%にのぼるといわれています。

良い香りを嗅ぐと、人はなぜ心地よくなり、リラックスできるのでしょうか。

その理由は、「香りと脳」の特徴的な関係にあります。

考える脳と感じる脳

脳は全ての生命活動の司令塔であり、その重さは成人男性で平均1400g、成人女性で1250gといわれています。

この脳の総重量の80%を占めるのが「大脳」。

大脳は、表面部分を「大脳新皮質」、大脳新皮質にくるまれた内側部分を「大脳辺縁系」といい、それぞれ次のような機能があります。

・大脳新皮質

思考や記憶などの知的活動(理性)を支配する、人間ならではの脳。

人類の進化の過程で、大脳辺縁系の上に発達したもので、「新しい脳」とも呼ばれます。

・大脳辺縁系

食欲、性欲などの本能や、快・不快の感覚、喜怒哀楽の情緒、自律神経などを支配する原始的脳。

人間に進化する前からある脳、つまり動物としての性質を持った脳で、大脳新皮質と対比的に「古い脳」と呼ばれます。

大脳辺縁系は脳の中核に位置し、大脳新皮質を「考える脳」とするなら、大脳辺縁系は「感じる脳」であり、この感じる脳と密接な関係にあるのが、嗅覚です。

香りは直接、心を揺さぶる

香りは直接、心を揺さぶる

私たちが物を認識できるのは、目や耳、鼻といった五感を通して入った感覚情報が、電気信号となって脳に伝わるからです。

脳に入った情報は、視覚や聴覚などが、視床や大脳新皮質を経由してから大脳辺縁系に到達するのに対し、嗅覚だけは、まっすぐ大脳辺縁系に達します。

嗅覚が大脳辺縁系に直結しているのは、食べ物の匂いや敵の匂いなど、生存に関わる重要な情報を真っ先に察知するためといわれています。

嗅覚が最も原始的・本能的な感覚器官といわれるのは、このためです。

また、風景などの記憶は忘れても、香りを嗅ぐとたちまち過去の思い出が蘇ったりしますが、これも嗅覚が直接、感情と結びついているから。

このように嗅覚は、本能や感情を司る大脳辺縁系に直結しているため、香りを嗅ぐと、体や心が理屈ではなく、自然に反応するのです。

香りは自律神経を刺激する

アロマテラピーでは、香りには次のような効果があるとされています。

  • ラベンダー…副交感神経を刺激(鎮静作用)→リラックスさせる
  • レモン…交感神経を刺激(興奮作用)→意欲を高める
  • ローズマリー…脳を活性化→集中力・記憶力を向上させる
  • イランイラン…女性ホルモンの分泌調整→女性特有の症状を緩和する

たとえば、ラベンダーを嗅いだ時の脳波を調べると、ほとんどの人に、りラックス時に出るα波が増加することが確認されています。

なぜ香りにこのような働きがあるのかというと、香りの情報は、大脳辺縁系に入った後、さらに視床下部や下垂体へと伝達されるからです。

視床下部には自律神経系の中枢が、下垂体には内分泌(ホルモン)系の中枢があり、香りの情報がこれら中枢を刺激し、バランスを調整してくれるのです。

自律神経やホルモン分泌が乱れやすい更年期に、アロマテラピーは最適な心身のケア方法といえます。

因みに、アロマテラピーはヨーロッパを中心に古くからある民間療法ですが、医学的に確立された治療法ではありません。

その効果は広く認められながら、効果に対する脳神経科学的な解析は、これまであまり行われてこなかったからです。

しかし、近年になって香りや嗅覚に関する研究が盛んになり、特定の香りを嗅ぐと、自律神経の働きやホルモン分泌に変化が起こることも、多くの実験で確認されています。

その影響もあってか、日本でも婦人科や心療内科を中心に、アロマテラピーを治療に活用する病院が増えているそうです。

認知症予防に香りの効用

超高齢化社会を迎え、近年とみに関心が高まっているのが「認知症」。

特に、ストレスは認知症リスクを2倍に増やすともいわれ、更年期世代にとって他人事ではないのです。

そんな中、アロマは認知症の予防・改善に効果があるという研究結果が発表され、注目を集めています。

香りは、一体どんなメカニズムで認知症に効くのでしょうか。

嗅覚と認知症の関係

認知症は、短期記憶を司る「海馬」を中心に脳が萎縮し、認知機能が急激に低下していく症状です。

認知症は、老化物質のβアミロイドの蓄積が原因ともいわれていますが、はっきりした原因はいまだ解明されておらず、確実な治療法も見つかっていません。

そして今、新たな原因として挙げられているのが、次のような嗅覚との関連です。

認知症で問題となる海馬は大脳辺縁系に存在しており、大脳辺縁系には嗅覚が直結していることはご存知の通り。

実は認知症患者には嗅覚障害の人が多く、アメリカでは「アルツハイマー型認知症では、記憶障害の前に嗅覚障害が起こる」という論文も発表されています。

つまり、最初に嗅覚の神経細胞がダメージを受け、そのダメージが海馬に伝わり、徐々に海馬の細胞が障害されていく…、これが認知症発症のメカニズムというわけです。

そこで考えられたのが「認知症アロマテラピー」です。

香りで脳の若返り

認知症アロマテラピーは、嗅神経を正常に戻すことで海馬を活性化し、認知症を予防・改善する方法。

嗅覚の神経細胞は、もともと原始的な感覚器官だけあって、他の脳神経細胞より再生能力が高く、効果的に刺激を与えることで回復しやすいそうです。

その刺激というのが、植物のエッセンス、精油の香りというわけです。

認知症アロマテラピーの研究結果では、認知症患者に1ヶ月間、特定の精油を嗅いでもらったところ、認知症治療薬と同等の効果が確認されています。

特に認知症予備軍の人の場合では、1週間という短期間でも、正常人と変わらないまでに改善したそうです。

・認知症アロマテラピーに使われる精油

認知症に効くとされる精油は次の4種で、いずれもアロマテラピーの代表的な精油です。

  • ローズマリー
  • レモン
  • ラベンダー
  • スウィートオレンジ

ローズマリーとレモンは交感神経系に作用し、脳を活性化して集中力を高め、気分を高揚させます。

ラベンダーとスウィートオレンジは副交感神経に作用し、脳を鎮静化してリラックスや安眠効果をもたらします。

相反する二つの作用のアロマを使うことで、自律神経が本来のリズムを取り戻し、より嗅神経が活性化して回復しやすくなるのです。

・認知症アロマテラピーのポイント

アロマテラピーに必要なのは、精油と、ディフューザーやアロマ用ペンダント。

これらの商品はアロマ店や大型雑貨店のほか、通販でも簡単に入手できますが、次の点に気をつけて使用しましょう。

1. 必ず純正の精油を使う
嗅神経に効果的に作用するのは、植物からできた純粋な精油の香りに限られます。

市販のアロマ商品には、化学合成の香料を使ったものや、アルコールで薄めたものも少なくありません。

純粋な精油には、純度(100%純粋)、原料植物の学名や抽出部位、方法、原産国などが明記されていますので、しっかり見極めて購入しましょう。

2. 昼と夜で使い分ける
自律神経の本来働く時間帯に合わせて、交感神経系のアロマは昼に、副交感神経系は夜に使います。

3. 配合割合
市販の認知症用アロマは、最も効果的と考えられる割合の「ローズマリー2:レモン1」、「ラベンダー2:オレンジ1」の配合になっています。

個別の精油を使う場合は、アロマ用のスポイトを使って、ローズマリー2滴にレモン1滴、というようにブレンドするといいでしょう。

まとめ

アロマで認知症をストップ!脳の若返りの鍵は嗅覚だった!(まとめ)

意外なことに、現代人の脳はネアンデルタール人より軽くなっているそうです。

また世紀の大天才といわれる、あのアインシュタインの脳の重さは、一般人より軽めの1230g!

どうやら脳の重さと知能の高さは、あまり関係がないようです。

大切なのは脳の質、つまり脳細胞が健康で若々しくあること。そのための自然の恵みが、精油の香りなのです。

香りは、嗅いで心地よく感じた時に脳に良い影響をもたらします。

ですから、アロマテラピーでいう香りの作用にこだわらず、好きな香りを選んで楽しむのもおすすめ。

ぜひアロマを生活に取り入れ、若々しい脳と体を保っていきましょう。

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