がんは食事で防げる!?ここまで分かったがんにならない食べ物とは

がんは食事で防げる!?ここまで分かったがんにならない食べ物とは

今や、誰にとっても他人事ではない病が「がん」です。

日本人の2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで亡くなっている…、これが今の日本の現状です。

がん細胞は、誰の体でも毎日5000個ほど生まれているといいます。
それなのに、がんになる人とならない人がいるのは、なぜなのでしょうか。

がんリスクを高める要素は、「喫煙」「感染」「過度の飲酒」が三大危険因子といわれますが、ほかにもストレスや肥満、遺伝などが挙げられています。

がんを予防するには、これら危険因子の少ない生活をすることが基本ですが、もう一つ、がん予防の重要な要素が「食事」です。

近年のがん研究において、普段食べている身近な食材に、がんを阻止する様々な成分が含まれていることが分かってきています。

がんになりやすい、なりにくいというのは、これらの食材が大いに関係しているというのです。

そこで今日のテーマは、がんと食の関係。

現在行われている様々ながん治療法をご紹介しながら、がん予防に良い身近な食材にはどんなものがあり、どんなメカニズムでがんを阻止するのか、分かりやすくお伝えします。

がんと「血管新生」

がんは、日本人の死因の3割を占め、1981年以来、不動の死因トップの座を守っています。

しかし、がんの治療法は目覚しい進歩を遂げ、その結果、現在では不治の病というイメージはずいぶんと払拭され、近い将来100パーセント治る病気になるのでは?と期待が高まっています。

人間のがんという病気は、人類誕生の頃からあったと考えられていますが、以来、がんの治療法はどのように進化してきたのでしょうか。

がん治療法の歴史

がん治療法の歴史

現在行われているがんの治療法としては、主に次の6つがあります。

1. 切除手術

がん化した部分を外科的に切除する方法。

世界初の全身麻酔によるがん切除手術は、1804年に日本の華岡青洲が成功させています。

2. 放射線治療

1895年のX線の発見により、がん治療にも放射線が用いられるようになりました。

放射線によってがん細胞のDNAに損傷を与え、死滅させるというもので、正常細胞へのダメージを抑えながら、一定期間毎日繰り返し照射する必要があります。

3. 抗がん剤治療

第二次世界大戦をきっかけに発見された治療法。

いわば、毒を持って毒を制するというものなので、がん細胞だけでなく正常細胞までも攻撃してしまう点が大きなデメリットです。

そのため抗がん剤は、吐き気や脱毛、口内炎といった副作用が治療のネックになることがあります。

4. 免疫療法

1~3の三大がん治療に加え、第4のがん治療として注目されているのが、免疫療法です。

特殊技術により、自らの免疫細胞を増やして免疫力を高め、がん細胞を取り除こうというもので、副作用がほとんどなく、再発予防も期待できるのが特徴。

種類はいくつかありますが、免疫療法は現在も研究開発の途上にあることから、はっきり有効性が認められるものはまだ少ない状況です。

5. 分子標的薬

がん細胞のうち、増殖に最も深く関係している分子だけに標的を絞って、効率的に叩こうというもの。

がん細胞だけを狙い撃ちにするという形に近いため、抗がん剤のような副作用を回避できるメリットがあります。

そして、この分子標的薬の一つに「血管新生阻害剤」というものがあり、今後のがん治療の大きな鍵として注目されています。

血管新生阻害剤とは、一体どういうものなのでしょうか。

がんは自分で血管を作って増殖する

細胞は、周囲に張り巡らされた毛細血管から酸素と栄養を受け取っています。

ところが、がん細胞はすごいスピードで増殖するため、膨れ上がったがん細胞は毛細血管からどんどん離れ、酸素や栄養がもらえなくなってしまいます。

そこでがん細胞はどうするかというと、なんと自分で新しい血管を作り、そこに本来の毛細血管から血液を引き込み、酸素と栄養を得て増殖し続けるのです。

これががん細胞のしたたかな生き残り術であり、この血管新生が始まると、がんの増殖は急激に進行し、歯止めがかからなくなります。

周囲の正常細胞をがん化させて際限なく広がり、さらにがん細胞は血液に入り込み転移を起こすようになります。

血管新生を抑えてがんを撲滅

血管新生を抑えてがんを撲滅

そこで生まれたのが、がんの血管新生をストップさせ、栄養の補給路を断ってがん細胞を死滅させる、という方法です。

がん細胞は血管内皮増殖因子(VEGF)という成長ホルモンを分泌し、それによって血管内皮が増殖して新しい血管が作られます。

血管新生阻害剤は、このVEGFをブロックし、がん細胞の血管新生を抑制する作用があるのです。

血管新生を抑制すれば、がんは進行することなく、再発や転移も防ぐことができるということで、各種の血管新生阻害剤が開発され、そのいくつかは大きな成果を上げています。

がんの血管新生は食べ物で防げる?

がん細胞は、私たちの体の中で毎日生まれています。
しかし、それを増殖させるか否かが、がんになるかどうかの分かれ道になるのです。

がんになる1/2のくじを引かないためには、血管新生を抑えてがん細胞を大人しいままにしておくことが重要になります。

そして、それを可能にする鍵は、実は毎日の食生活にあります。

がんの研究が進む過程で、身近な野菜、果物、ハーブなどから、血管新生の阻害作用のある成分が次々に発見されています。

これらの食品には、一般の抗がん剤や血管新生阻害剤に勝るとも劣らない、血管新生の抑制作用があることが、アメリカの研究結果で明らかにされているのです。

これまでに分かっている血管新生阻害作用のある栄養素&食品は、以下の通りです。

栄養素では、

  • ポリフェノール、カロテノイド類
  • レスベラトロール
  • イソフラボン
  • ビタミンB6、ビタミンD3、ビタミンE、ビタミンK
  • カテキン
  • クルクミン
  • ショウガオール、ジンゲロール
  • 高度不飽和脂肪酸、共役脂肪酸
  • 海藻多糖類
  • ペプチド類

食品でみると、

  • 大豆
  • 緑茶
  • ウコン
  • ショウガ
  • 赤ワイン
  • にんにく
  • マイタケ
  • トマト
  • パセリ
  • アーティチョーク
  • アブラナ科の野菜
  • ベリー類(いちご、ブラックベリー、ブルーベリー、ラズベリー)
  • かんきつ類(オレンジ、グレープフルーツ、レモン)
  • りんご
  • パイナップル
  • 赤ブドウ
  • ターメリック
  • 朝鮮人参
  • 甘草
  • ラベンダー
  • オリーブオイル
  • グレープシードオイル
  • ビターチョコレート

どの栄養素、食品も、これまで健康に良いとされてきた身近なものばかり。

こういった食品を毎日の食事に摂り入れる…、その積み重ねが最高のがん予防であり、実際に日本でもがんの少ない県の食生活をみると、野菜や大豆、海藻をよく摂っていることが分かります。

またインドはがん患者が圧倒的に少なく、胃がんに関しては世界一少ないことで有名ですが、インド人は毎日カレー(ターメリック)を食べ、野菜や豆、果物を多く食べている国民なのです。

では、現代の日本人の食生活はどうでしょうか。

インスタント食品や冷凍食品、ペットボトルの飲み物、出来合いのお弁当やお惣菜…、そんな食生活が、がん人口を増やす要因の一つであると指摘されているのです。

まとめ

まとめ

日本は世界一の長寿国、さらに医療はトップクラスで、特に手術技術においては世界一です。

にもかかわらず、先進国ではがん死亡数が毎年減っているのに、日本では増加の一方。

日本でがんが増え続けている理由として、急激な高齢化が挙げられていますが、しかし高齢化が進んでいるのは欧米諸国でも同様です。

そこでクローズアップされてきたのが、食生活の変化。

たとえばアメリカでは、健康やがん予防ためには食事内容を変える必要があるとして、国家レベルのプロジェクトが進められてきました。

その結果アメリカでは、1992以降にがんの死亡率が減少し始めています。

逆に日本では、世界一の健康食のはずの和食が欧米化してしまい、がんが生き残りやすい体を作る結果となっているのです。

「私たちの体は食べ物でできている」といいます。

であれば、がんになる体も、健康長寿の体も、毎日口にするもの次第
といっても過言ではありません。

がん検診も大事ですが、がんは何より予防が肝心。
そのための食事を、さっそく今日から見直してみませんか?

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