健康的な美肌のカギは赤血球!二つの栄養素で赤血球を元気に

健康的な美肌のカギは赤血球!二つの栄養素で赤血球を元気に

どんなに完璧にメイクをしても、どんより暗い肌色はファンデーションから透けて見え、見た目を一気に老けさせます。

美容にも健康にも気をつけているのに血色が悪くなる…、それは赤血球に原因があるのかもしれません。

本来赤いはずの赤血球が、鮮やかさを失って黒っぽくなってしまい、そのせいで肌色が暗くなってしまうのです。

一体なぜ、赤血球は黒くなってしまうのでしょうか。

今回のテーマは、若々しい肌の鍵を握る「赤血球」。
赤血球の働きの重要性にあらためて着目し、赤血球の色が悪くなる理由を徹底解明します。

さらに、赤血球を元気にし、明るい色を取り戻すための二つの方法を詳しくご紹介したいと思います。

肌の若さを決める赤血球

肌の若さを決める赤血球

私たちの体内には3.5~5リットルの血液がありますが、この中には20兆個もの赤血球が存在しています。

ご存知のように、赤血球の役目は全身に酸素を届けること。
そのためには、これだけの膨大な数の赤血球が必要なのです。

赤血球は、毎日2000億個という数が骨髄で作られており、寿命は120日ほどで、老化してくると脾臓で分解処理されます。

しかし、処理された赤血球の数に見合う分が新たに生まれるので、赤血球の数は常に保たれているのです。

健康の基礎は赤血球が元気であること

赤血球が酸素を運ぶことができるのは、赤血球にあるヘモグロビンという血色素に、酸素と結合する性質があるからです。

酸素の運搬役に特化された赤血球は、通常の細胞と違って核もミトコンドリアも持たず、その替わり、ヘモグロビンが水分以外の90%を占めています。

酸素は、地球上の生物が生きる上で欠かせないもの。
ですから赤血球の元気がなくなると、酸素不足から全身に様々な不調が表れます。

初期症状は、だるい、疲れやすい、息切れ、動悸、めまいといった貧血症状や、頭痛、抜け毛、肌荒れなど。

しかし酸素不足が慢性化すると、全身の組織の機能低下を招くことになり、深刻な事態にもなりかねません。

特に酸素不足の影響が大きいのが、全身の25%もの酸素を消費する「脳」です。

集中力の低下に始まって、脳の機能喪失、そして脳細胞の破壊に繋がることもあるのです。

さらに女性にとって注意が必要なのは、赤血球の元気度が見た目年齢をも左右することです。

若々しい肌は血色が決め手

若々しい肌というと、ハリや潤いがあってシミのない肌、とばかり考えがちですが、もう一つ大事なのは肌の色です。

たとえば過労や寝不足の朝の肌は、クマができたり、どんより暗い肌色になって一気に老けた感じがします。

逆に、多少シミやシワがあったとしても、血色の良い肌ははつらつと若く見えるものです。

こういった顔色の悪さには、赤血球が関係しています。

暗い肌色は、透けて見える赤血球の色が黒っぽくなっているからで、顔には毛細血管が集中しているため、赤血球の色が肌の色として現れやすいのです。

では赤血球が黒く見えるのは、なぜなのでしょうか。

赤血球は「色」が大切

赤血球の元気度は、まず「色」に表れます。

赤血球の色は酸素が決める

ここで、血液を使ったある実験をご紹介します。

実験は、同じ血液を2本の試験管に分けて入れ、一方だけに酸素を注入していくというもので、そうすると、最初黒っぽかった血液がどんどん明るい鮮やかな赤に変化するのです。

このことから、血液の色の鮮やかさは、酸素が作り出していることが分かります。

赤血球1個の中には、2億個以上のヘモグロビンが詰まっています。
このヘモグロビンが酸素とたくさん結びつくほど、赤血球は赤い鮮やかな色になっていくのです。

肌の色が暗い、つまり赤血球の色が黒っぽいのは、何らかの原因で赤血球が酸素不足になっているということです。

酸素不足は鉄分不足

赤血球が酸素不足になる主な原因は、「鉄分不足」。

鉄分はヘモグロビンを作る主要な材料なので、不足するとヘモグロビンの量が減少し、赤血球が小さくなったり、数が少なくなったりします。

そのため、酸素を取り込む能力が弱まり、酸素不足になってしまうのです。

鉄分不足の症状は、貧血や抜け毛、割れ爪などがよく知られていますが、自覚症状がなくても、女性の2~3割の人には鉄分不足の可能性があるそうです。

貧血というと、つやのない青白い顔色が特徴です。
それは、ヘモグロビンという色素が減少することから、赤血球の色が暗くなるだけでなく、色自体が薄くなってしまうからです。

鉄分不足を改善するには

鉄分不足を改善するには

鉄分不足には、鉄を含む食材を取り入れた食事が一番です。

鉄分が豊富な食材は、レバーや赤身肉、カツオ、あさり、しじみ、卵のほか、海苔やひじき、プルーン、小松菜、ほうれん草など。

しかし、鉄分は吸収されにくいため、食事で摂る際には吸収率を高める工夫が必要です。

・吸収の良いヘム鉄を積極的に摂る

野菜や海藻、貝類に含まれるのは、吸収されにくい非ヘム鉄。

それに対し、レバーや魚、肉などの動物性食品に含まれるヘム鉄は、非ヘム鉄の5倍も吸収率が高くなります。

・鉄分の吸収を高めるビタミンCやクエン酸、動物性たんぱく質と一緒に摂る

お酢や梅干、柑橘類と一緒の調理がおすすめです。

・タンニンやカフェインと一緒に摂らない

タンニンやカフェインは鉄分の吸収を妨げるので、お茶やコーヒーは食事の前後は避けましょう。

赤血球は「しなやかさ」が大切

赤血球でもう一つ大切なのは、「しなやかさ」です。

柔軟性を失うと赤血球は黒くなる

全身を巡る赤血球が各組織に酸素を手渡すのは、毛細血管を通る時です。

赤血球にとって、実はこれがなかなか大変な作業になります。

赤血球の大きさは平均8マイクロメートルですが、それに対して毛細血管の直径はたったの3マイクロメートル。

赤血球がそんな狭い管の中を通り抜けることができるのは、赤血球が非常に柔軟な構造をしているからです。

赤血球は、自分の半分以下のサイズの毛細血管を、体を半分に折り畳むようにして通過するのです。

ところが赤血球がしなやかさを失うと、毛細血管を通るのに非常に時間がかかり、その間に酸素がどんどん放出されてしまいます。

その結果、赤血球は黒っぽくなって停滞したままとなり、暗い色の肌を作ってしまうのです。

さらに、酸素を届けるという本来の役目が果たせなくなるので、全身が酸素不足に陥ることになります。

このように、赤血球の色が黒くなるのは、

  • 鉄分の不足
  • 柔軟性の喪失

という2つの理由から「酸素不足」に陥るからなのです。

細胞膜が硬くなる

では、なぜ赤血球がしなやかさを失うのかというと、それは赤血球を覆っている細胞膜が硬くなるからです。

その原因になるのが、血中の過剰なコレステロール。

コレステロールは細胞膜の構成成分の一つですが、コレステロール自体が硬い構造をしているので、たくさん取り込まれると細胞膜が硬くなってしまうのです。

しかしある成分を摂ることで、赤血球の柔軟性を取り戻し、しなやかさを維持することができます。

赤血球をしなやかに保つには

その成分が、青魚に豊富な「EPA(エイコサペンタエン酸)」というオメガ3系脂肪酸です。

オメガ3系脂肪酸は、いわゆる血液サラサラ成分として知られていますが、特にEPAは赤血球の細胞膜に取り込まれやすく、赤血球を柔軟にする効果に優れているのです。

同じオメガ3系脂肪酸としてはDHA(ドコサヘキサエン酸)が有名ですが、残念ながらDHAは細胞膜に取り込まれにくく、EPAのような赤血球を柔軟にする効果は低いことが分かっています。

赤血球に良いEPAの摂取量は、1日当たり1000mg。
サバ缶なら1缶、サバの塩焼きなら1枚、アジの開きなら2枚で摂れる量ですが、十分量を毎日摂るならサプリメントの併用もおすすめです。

青魚を食べる、コレステロールの摂り過ぎに気をつける…、しなやかな赤血球を作る秘訣は、やはり食事なのです。

まとめ

まとめ

若い女性の生き血を吸って永遠の命を得ていたという、吸血鬼ドラキュラ伝説。

そのモデルといわれる血の伯爵夫人エリザベートは、美貌を保つために若い娘の血で入浴したといいます。

近年では、年老いたマウスに若いマウスの血液を輸血したところ、若返り現象が確認された、というスタンフォード大学の実験報告もあります。

血液は命の源、若さの源であり、それは血液の96%を占める赤血球と無関係ではなさそうです。

少なくとも、老け感ただよう暗い肌色は、赤血球の元気度の低下を疑ってみる必要があります。

ぜひ食生活を見直し、しなやかで元気な赤血球を育てて、はつらつとした肌を取り戻しましょう。

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