なぜ長寿者は女性が多いのか?長生きの秘訣は柔軟な身体にあり

なぜ長寿者は女性が多いのか?長生きの秘訣は柔軟な身体にあり

長寿の秘訣といえば、食事や運動、睡眠といった生活習慣や、笑いやポジティブシンキングなどがよく知られています。

しかしもう一つ、最近よく取り上げられるのが「身体の柔軟性」。
ご存知でしょうか、「身体が柔らかい人は長生きする」というのです。

ということは、立って前屈をした時に、指先が床に届かない…、そんな身体が硬い人は短命ということになります。

身体の柔軟性と長寿には、一体どんな関係があるのでしょうか。

今回は、身体が柔らかいとなぜ長生きできるのか、その理由を分かりやすくお伝えし、身体の柔軟性を高めることで話題の「筋膜リリース」をご紹介したいと思います。

ストレッチをしてもさっぱり身体が柔らかくならない…、でも歳だから仕方ないと諦めている50代女性、必見です。

身体が柔らかいと長生きできる理由

身体が柔らかいと長生きできる理由

女性は、男性より長生きである。
このことは、平均寿命の統計を見ても、世界各国共通です。

特に日本においては、その差は圧倒的。
2018年度の100歳以上のご長寿者は約7万人ですが、そのうち88%を女性が占めているのです。

では、なぜ女性のほうが長生きなのかというと、その理由は、生物学的に女性は「身体が柔軟だから」なのだそうです。

男性は骨が太く筋肉質で、見るからに硬そうな身体をしていますが、それに対して女性は、柔らかい関節と筋肉を持っています。

出産の際の骨盤の可動域を考えても、女性の身体がいかに柔軟であるかが分かるというもの。
女性は、子供を産むために身体が柔軟である必要があるのです。

では、身体が柔らかいとなぜ長生きできるのでしょうか。

・怪我をするリスクが減る

身体が柔らかいメリットは、まず怪我のリスクが減ることです。

特に足腰が柔軟だと転びにくく、転んでも衝撃を吸収しやすいため、大きな怪我をせずに済むわけです。

また、身体が柔軟ということは筋肉や関節が柔らかいことなので、筋肉や関節の障害を起こすリスクも少なくなります。

・血行が良くなる

筋肉が柔軟だと、血液の流れが良くなり、東洋医学でいうところの気や水の流れも良くなります。

体液の循環が良くなることで、疲労物質が溜まりにくく疲労回復が早くなり、また細胞に栄養や酸素がよく行き渡るため、細胞が長生きできるのです。

血行不良は、健康に悪影響を与える最たるもの。

身体が硬いと血行が悪くなり、疲れやすいだけでなく、肩こりや腰痛、不眠、さらには血管疾患を始めとする様々な病気のリスクを高めることになるのです。

・ミトコンドリアが元気になる

私たちが生きるためのエネルギーは、細胞内のミトコンドリアという小器官で作られており、ミトコンドリアの元気度は寿命に直結します。

柔軟な身体は動きやすいため、無駄なエネルギー消費が少なくて済み、ミトコンドリアの負担を減らすことができます。

反対に身体が硬いと、エネルギーを浪費してミトコンドリアを疲弊させ、寿命を縮めてしまうというわけです。

・心も柔軟になる

・心も柔軟になる

筋肉や関節が柔らかいと、身体の内面にある内臓や血管(どちらも筋肉でできている)も柔軟になります。

東洋医学では内臓と心(感情)は繋がっていると考えられており、内蔵が柔らかいと、心や感情が柔らかくなります。

柔らかい心はストレスを吸収・軽減するように働き、ストレスによる老化を防ぐことができるのです。

・姿勢が良くなる

背中が丸まって首が前に突き出るといった、いかにも老けた感じの姿勢は、身体が硬い人の特徴です。

身体が硬いと筋肉に無理がかかって歪みが生じ、姿勢まで悪くなります。
柔らかい身体は自然に背筋が伸び、若々しい姿勢を保つことができるのです。

「筋膜リリース」で身体を柔らかくする

このように身体が硬いと、見た目だけでなく、細胞レベルで老化が早まることになります。

身体は、歳と共に硬くなっていくのが一般的ですが、高齢になっても驚くほど身体が柔軟な人も少なくありません。

そもそも身体は、どういう原因で硬くなっていくのでしょうか。

身体が硬くなる原因

身体が硬くなる原因

身体が硬いのは生まれつきもありますが、多くは「運動不足」から起こります。

歳をとると身体が硬くなるというのも、年齢と共に身体を動かすのがおっくうになり、運動不足になることが大きく関係しているのです。

  • 忙しくて運動をする時間がない
  • 仕事で何時間も同じ姿勢を続ける
  • 座っている時間が長い

このような身体を動かさない生活が続くと、筋肉も関節もこわばり、使われない筋肉はやがて萎縮し、ますます身体が硬くなっていきます。

また、慢性的なストレスも柔軟性を失う大きな原因です。
交感神経が働き過ぎて筋肉の緊張した状態が続き、硬くなってしまうのです。

筋肉が硬くなると、身体を動かす時の負担が直接関節にかかり、関節を傷めることにもなります。

では、身体の柔軟性を高める方法はというと、多くの人が行うのが「ストレッチ」です。

ストレッチは、筋肉をゆっくり引き伸ばす動きにより、硬くなった筋肉をしなやかにして関節の可動域を広げる働きがあります。

ストレッチは、継続することで徐々に身体が柔らかくなっていくものですが、なかなか効果が出なかったり、ある部分の硬さだけが取れないこともあります。

そんな時に行いたいのが「筋膜リリース」です。

筋膜リリースとは

筋肉や血管、骨、神経、内臓など、身体を作っている様々な組織は全て、「筋膜」という薄い膜に覆われています。

筋膜は主にコラーゲンとエラスチン、保湿成分の細胞間脂質で構成されており、筋肉の動きに合わせて伸縮し、筋肉をサポートしています。

ところが、運動不足などで筋肉の動きが少なくなると、細胞間脂質の水分が減少して筋膜どうしが癒着を起こし、筋膜が滑らかに動けなくなってしまうのです。

そのため、筋膜の下にある筋肉も動きが悪くなって徐々に硬くなり、身体の柔軟性が失われてしまうことになります。

また筋肉が硬くなることで血行が悪くなり、首こりや腰痛などのコリや痛みも引き起こされます。

そこで、癒着した筋膜をリリースする(ほどく)ことで、筋肉を動きやすくするのが筋膜リリースです。

筋膜が癒着したままだと、せっかくストレッチをしても筋肉が十分伸びることができないため、効果があまり出なくなってしまいます。

筋膜リリースは、ストレッチの前に行うとストレッチ効果を倍増させることができ、また、単独で行っても驚くほどの柔軟効果が得られるそうです。

筋膜リリースのやり方

筋膜リリースの方法には様々な種類がありますが、ここでは短時間で簡単にできる方法をいくつかご紹介します。

1. 首&肩を柔軟にする

身体が硬い人に多い、首こり・肩こりの解消にも効果的です。

  • 右手を背中に回し、左手を右肩と首の間に当てる。
  • 左手で肩を押し下げるようにし、首を左に傾けて伸ばし、30秒静止。
  • 次に左手を首にずらし、同様にして30秒静止。

左肩も同様に行い、左右3セットずつ繰り返します。

2. 腰を柔軟にする

辛い腰痛の改善にもおすすめです。

  • 椅子に腰かけ、右脚を曲げて足首を左の膝に乗せる。
  • 上半身を前に倒し、両手を前に垂らす。
  • お尻と腰の筋肉が引っ張られることを意識しながら、15秒静止。

以上を左右2セットずつ行います。

3. 脚を柔軟にする

柔らかい身体は、脚が基本です。

  • 立って、ブロックなど少し高さのある台に右足のつま先を乗せる。
  • 踵は床につけ、脚をしっかり伸ばしながら、上半身を前に倒す。
  • アキレス腱が伸びていることを意識し、15秒静止。

以上を左右2セットずつ行います。

筋膜リリースは、穏やかな動きながら、身体を柔軟にする効果には優れたものがあり、ローラーやストレッチボールを使うと効果はより高まります。

やり方も簡単で、たとえば脚であれば、ローラーの上に脚を乗せ、足首からふくらはぎにかけてローラーを転がすだけです。

筋膜リリースは、リラックスして自然に呼吸をしながら、丁寧にゆっくり行うことが肝心です。

また、ひどい痛みを感じるほど強く行うのは逆効果。
気持ちがいいという感覚が、効果を引き出すポイントです。

まとめ

まとめ

筋膜は古くから知られている存在ですが、身体の硬さやコリに筋膜が深く関わっていることが分かったのは、近年になってからのこと。

ストレッチをしても、なかなか身体が柔らかくならない…。
それは、筋膜が頑固な癒着を起こしているせいかもしれません。

今は人生100年の時代、50代はまだその半分です。
ぜひ筋膜リリースを毎日の習慣にして、柔軟な身体を取り戻し、残りの50年を軽やかに全うしたいものです。

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